2015年08月23日

いつ撤退するの?

天津市の倉庫で大規模な爆発があり、その真相はおろか被害程度さえ明確になっていない状況の中、今度は山東省の化学工場で大規模爆発があったという(日経電子版)

>新華社電は23日、中国山東省●(さんずいに鯔のつくり)博市の化学工場で22日夜に発生した大規模爆発で1人が死亡、9人が負傷したと伝えた。有機化合物による有害なガスが発生しているとの情報があるが、市の環境保護当局は現時点で汚染物質の流出は確認されていないとした
>中国では天津市で12日に化学物質を保管していた倉庫が爆発し、120人以上が死亡したばかり。相次ぐ大規模爆発は中国の企業と行政による利益優先、安全軽視の体質をあらためて浮き彫りにした
>地元メディアによると、爆発した工場から約1キロの村では大気中に何らかの物質が漂い、住民は全員避難した。現場から5キロ先でも爆発の揺れを感じたという。工場は塗料などを生産していた
>●博市は天津の大規模爆発を受けて15日に「工場の安全操業徹底」を求める通知を発表。また山東省国土資源庁の幹部が17〜21日に同市を視察し、安全操業の徹底を指導していた


杜撰な安全管理と利益優先の体質が招いた中国企業の構造的な問題といえばそのとおりなのだろう。しかしこれだけ大規模な「爆発事故」が短期間に、それも化学系の貯蔵・生産施設で立て続けに起こるのは奇怪至極と考えるのはおかしいだろうか。

天津の爆発「事故」に対する政府の対応には周辺住民を中心に国民の不満が高まっているという。この処理を誤れば中央政府にも影響が出るのは必至だ。反中共勢力にとっては体制を瓦解させるまたとない機会だろう。

中共もメディアもテロのことはおくびにも出していない。これまでのところ犯行声明さえない以上、そしてまた日常的構造的な安全軽視の風潮がある以上、「事故」として処理されるのだろう。しかし反体制勢力が本当に中共を追い込むとしたら、半端なところで犯行声明など出して自己陶酔するよりも、第三第四の「爆発事故」を水面下で準備し実行すると考えはしないだろうか。

チャイナリスクに備えよという段階ではない。正体不明の事故の連鎖は物理的経済的リスクそのものである。仮にこれが安全軽視ゆえの事故だと片づけても、それはリスクの証明以外のものではない。

ここにきて中国から離れられない、離れようとしない外国企業はまともなリスク管理さえできないということを身をもって示すことになる。日本企業はいつ撤退するの? 今でしょ!(古っ)
posted by 三四郎 at 13:44| 千葉 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | 政治・経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする