2015年09月14日

一度でもしたことがあるか

安保法制採決が山場を迎えよとしているが、反対派は相も変らぬ「戦争法制」だの「安倍=ヒトラー」といった類の安直なレッテル貼ばかりで建設的かつ本質的な議論で対峙していない。上っ面だけの「似非平和主義」を叫ぶほかに何もしていない(Nifty news/共同)

>参院で審議が続く安全保障関連法案に反対する市民団体が13日、広島市中区の公園で集会を開き、主催者発表で約7千人が「NO WAR NO ABE」の人文字をつくり、抗議の声を上げた
>市民団体は「ストップ!戦争法ヒロシマ集会実行委員会」。被爆者や大学生、小さな子どもの家族連れなども参加し、「9条守れ」「戦争NO」などのプラカードを掲げて「私たちの思い国会に届け」と叫んだ
>2児の母である広島市の内野知恵さん(29)は「子どもたちを戦地に行かせるわけにはいかない。過去から武力で平和はつくれないと学んだはずだ」と訴えた


聞く耳持たないことを承知で、敢えて問いたい。真に反戦平和を願うのであれば、現に東シナ海や南シナ海で軍事行動を展開して周辺国を威嚇し、国内にあってはチベット・ウィグル民族を圧迫し続ける中国を、あなたがたはどう考えるのか。一度でも中国に抗議し、その恫喝的な軍事的威嚇に対し、正義と道理に基づく抗議行動をしたことがあるのかと。

日本が、安倍政権がいったいどんな軍事的威嚇行動を国際社会に対して問ったのか、それも問いたい。今この時代にあって、アジア諸国の真の脅威はいったいどの国なのか、それも問いたい。

俺は安倍氏を全面的に支持する者ではないが、少なくとも日本の首相としてこの時代、やるべきことをしている。現実の問題を敢えて見ようとせず、時代に合わなくなった70年前の借り物憲法に固執して日本を丸腰におくことが正しいことかのように先導するあなた方は、一体孫子の世代に責任を負えるのかを問いたい。

安倍政権に百回の抗議デモを行うのは自由だ。しかし我が国に対する否、周辺諸国に対する明白な脅威となっている中国の行動に対して、一度でも抗議と反対の意思表明をしたことがあるのか。それができないならば「反戦平和」とやらは単なる反日・反安倍のプロパガンダに与する以上の意味も意義もない。
posted by 三四郎 at 07:00| 千葉 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 政治・経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月13日

日本の仕事

尖閣諸島海域で赤珊瑚を密漁していた中国人が起訴されたというので、日本政府も仕事しているなと思っていたら何のことはない、起訴したのは中国当局だったというオチだ(Nifty news/時事)

中国船のサンゴ密漁が沖縄県・尖閣諸島周辺海域でも行われていた浙江省南部の楽清市の検察当局が、高価な赤サンゴを尖閣諸島沖で採取したとして、密漁船員19人を起訴した
>11日付の地元紙・銭江晩報などによると、楽清市公安は2014年12月、漁船3隻の船員19人をサンゴ密漁の疑いで拘束。市検察は、14年2月から尖閣諸島海域で赤サンゴ計30キロ以上を採取した罪で起訴した。市場価格は1000万元(約1億9000万円)以上という
>中国サンゴ船をめぐっては、14年に小笠原諸島沖での大規模な密漁が問題となったが、九州や沖縄周辺海域でも摘発されたことがある


もちろん中国当局が日本のためにやるわけがない。尖閣諸島が自国領土という前提のもと、「国内法で国内犯罪を裁いている」というスタンスなわけだ。だから押収した珊瑚を日本に「返す」こともない。

こうした事例が既成事実として蓄積されていくと、中国が尖閣海域を「実効支配」し秩序を維持しているという宣伝に使われるだろう。もし日本が実効支配しているのであれば、日本側が拿捕し乗員を逮捕、日本の国内法に従って裁く筈だからという理屈だ。

実際、海上で密漁船を漏れなく確保することは難しいだろう。中国船であれば当然中国に帰港するのだから、これを待って一網打尽にすればたやすい。それでも法執行した実績は残り、中共のプロパガンダに使えるから密漁者は所属がどうあれ本質的にある種の工作員だ。

こういう事実を日本政府は看過すべきではない。少なくとも日本領海で密漁した船員たちの身柄引き渡しと珊瑚の返還を求める姿勢は示すべきではないか。

相も変わらず日本は甘い。
posted by 三四郎 at 16:28| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 政治・経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月12日

県知事の使命

沖縄県の尖閣諸島が国有化されて3年、中国による領海侵犯は日常茶飯事となっており日本国・国民へ継続的な圧力となっている。既に民生への影響も顕在化しており、沖縄の漁民は中国船を恐れて漁場を移動し、漁獲量が激減しているという(読売電子版)

>政府が沖縄県の尖閣諸島を地権者から購入し、国有化してから11日で3年を迎える
>尖閣の領有権を主張する中国は、周辺海域での領海侵入を常態化させ、日本に圧力をかけ続けている。安倍首相は島嶼防衛を強化するとともに、不測の事態を避けるため緊張緩和に向けた外交努力も行っている
>「尖閣の周辺には怖くてもう行けないよ
>沖縄県宮古島市・池間島の一本釣り漁師の男性(71)は、漁船の前でさみしげな表情を浮かべた
>尖閣諸島周辺ではオオヒメやバラハタなどが面白いように釣れた。ところが2012年9月11日の尖閣国有化後、中国の公船や、100トン以上もある巨大な漁船が頻繁に現れるようになった。男性は中国船が見えると島陰に隠れて漁を続けたが、国有化から1年後、尖閣周辺とは違う漁場にやむなく移った。漁獲量は半減したという


こういう現実があるなかで、沖縄県の翁長知事は普天間基地移設反対という政治的行動に明け暮れており、辺野古沖埋め立ての承認取り消しへ週明けにも決断するらしい(読売電子版)

>沖縄県の米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設問題で、翁長雄志知事は11日、前知事による移設先の埋め立て承認取り消しについて、週明けに表明する意向を明らかにした
>政府は中断していた移設作業を12日にも再開する方針で、政府と県の対立は、より激化することになりそうだ
>翁長氏は11日夕、県庁で記者団に承認取り消しの表明時期を問われ、「腹はもう固まっている。週明けには私の考え方を報告したい」と明言した
>政府は9日までの1か月間を辺野古移設問題を巡る県との集中協議期間とし、移設に向けた全ての作業を中断していた。県が移設先の海域で行っていた潜水調査が11日に終了し、政府は早期の再開で移設を着実に進める姿勢を示す判断をした。菅官房長官は11日の記者会見で「天候や準備もあるので、防衛局が適切に対応していくと思う」と述べた


この2つのニュースを並べて思うのは、沖縄県知事はいったい何をしているのだろうという率直な疑問である。

県知事の仕事は県民の生活と安全を守ることにある。米軍基地移設問題は、普天間の住宅密集地にある軍飛行場を、より安全性の高い辺野古沖に移設するものである。合理的に考えて県知事がこれを拒否する理由はない。

そもそも米軍基地の要否は国の外交と安全保障に関わる問題であり、地方行政の長がこれを判断する権限はないはずだ。加えて一つ目の記事にあるように、中国の圧力は常態化しており県民がその生業を全うすることすらできなくなっている。

米軍のプレゼンスが中国の軍事行動に一定の抑止力となっていることは否定できない以上、良否や好悪の次元ではなく、県民の生命・安全の確保の観点から見て国の方針に沿うこと以上のことが沖縄にできるとは思えない。

そう考えれば、翁長知事という人は、真に沖縄県民の生活を考えているというより、己の政治的信条や支持者の思惑に捕われて知事としての本来の使命を失念しているのではなかろうかと思う。

いつも思うことながら、沖縄県民はこれでいいのだろうか、と問わざるを得ない。
posted by 三四郎 at 07:51| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 政治・経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月06日

木偶人形

「木偶人形」−おそらくこういう人物のためにある言葉だろう。日本はもちろん国連内部にも異論がでていた潘事務総長の「抗日戦争勝利記念祝式典」出席。同氏はこれを「歴史直視が主目的」と正当化するばかりか、「国連は中立ではない」と言い放ち完全に開き直っている(楽天ニュース/時事産経

>国連の潘基文事務総長は5日までに、中国国営中央テレビのインタビューを受け、中国共産党・政府が北京で行った「抗日戦争勝利70年」記念式典への出席に日本政府が「中立であるべきだ」と懸念を示したことに関し、「歴史を直視し、さらにすばらしい未来に期待するというのが、私の訪中の最も主要な目的だ」と述べた。その上で「(私は)公平・公正だ」と正当性を強調した
>潘氏はさらに「この盛大な式典に深く心を揺さぶられた」と、記念式典の軍事パレードを絶賛。「戦争終結の記念は非常に重要であり、私は中国国民が第2次大戦中に払った犠牲と貢献を十分に承知している」と語った(以上時事)

>国連の潘基文(パンギムン)事務総長は5日付の中国の英字紙チャイナ・デーリー紙上で、中国の抗日戦争勝利70年記念行事に出席したことに日本政府などから批判が出ていることについて、「過去から学び、よりよい未来を目指すことが、今回の訪中の主たる目的だ」と述べ、自らの判断を正当化した
>菅義偉(すがよしひで)官房長官は潘氏の出席について「国連は中立であるべきだ」などと不快感を表明していた。潘氏は「国連事務総長や国連の組織は中立でなければならないという誤解がある。国連は公平な組織だ」と反発。事務総長に求められるのは「中立性」ではなく「公平性」だと居直った。勲章を下げた老兵の姿が式典で印象に残ったとする潘氏は「彼らの貢献と犠牲を忘れてはならない」と強調。「過去から正しく学ばなければ正しい方向に向かうことは難しい」と中国に迎合した(以上産経)


あまりに斜め上すぎてどこから突っ込んだらいいのか分からないほどだ。歴史を直視というならば、第二次大戦後に中国が国の内外で犯した侵略や弾圧や軍事紛争も批判されなければならないはずだ。況してや潘氏の出身国にとっては交戦国であり、半島分断の一方の主役でもある。

さらに言えば「中立」ではなく「公平」など、言葉遊びの詭弁でしかない。国連の「中立性」は、実態はともかく国連憲章にも明記された理念であろう。これを現職の事務総長が言うということは自己否定以外の何物でもあるまい。

しかものこのこ北京に出かけて独裁国家の元首らとともに、現在進行形でアジアに緊張をもたらしている軍事力のデモンストレーションに自ら参加してこれを絶賛しているのだ。完全に中共プロパガンダに加担しており、もはや平和と秩序を守る国際組織のリーダーとしての責任を完全に放棄したものと言わざるを得ない。

米国メディアが「史上最悪の無能事務総長」と揶揄していたが、これはもう無能のレベルを超え、己の職責すら自覚していない愚物というしかない。日本は同氏が事務総長にいる間は分担金拠出を拒否するくらいの対応をすべきではないか。
posted by 三四郎 at 12:24| 千葉 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 政治・経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月05日

悪質な印象操作

TBSのドラマで、北朝鮮による日本人拉致被害者救出のシンボルであるブルーリボンバッジを、悪徳代議士役につけさせていた演出が問題となっているらしい(楽天NEWS/産経)

TBSが8月31日放送のドラマ「SP八剱貴志(やつるぎ・たかし)」で、北朝鮮による拉致被害者救出を祈るシンボルのブルーリボンバッジを贈収賄事件で逮捕される政治家役につけていた問題で、拉致被害者の家族会と支援組織「救う会」は4日、TBSに対して、文書での説明を求める要請文をファクスで送付した
>要請で両会は「(ブルーリボンバッジを)悪徳代議士役に付けさせたのは極めて不適切な行為だと考える」と指摘。「北朝鮮に対する拉致被害者救出運動をやっているのは悪い人たちだとの印象を与えた面がかなりあると思われる」と訴えている
>救う会の西岡力会長は、「ブルーリボンバッジは人権侵害問題のシンボル。それを悪役につけるのはあまりにも日本人の人権が侵されていることに対して無神経で、信じられない」と話している


このドラマは観ていないが、ブルーリボンがどういう意味を持つバッジなのか、良識ある日本人なら理解しているはずだ。その上でこういう演出をしたのであれば、記事にある通り「北朝鮮に対する拉致被害者救出運動をやっているのは悪い人たち」という印象操作と言われても仕方あるまい。このバッジは多くの保守系政治家がつけているものでもあり、悪質な政治利用として糾弾されるべきだ。

もし「知らなかった」と言うならそもそもマスメディアとして失格であり、日本人としても否人間としても、その見識、人権感覚の無さを疑うばかりだ。

TBSというメディアに俺は何も期待していないが、どういう言い訳をするか、そしてこういうメディアが今後どうなっていくかには関心を持っている。
posted by 三四郎 at 08:56| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする