2015年09月27日

課題山積のドローン規制

首相官邸に落下事故を起こして以来、その危険性への法的な備えがまさに「準備中」状態の中、自転車レースのイベント撮影中のドローンが落下炎上する事故を起こしたらしい(読売電子版)

>27日午前7時15分頃、前橋市上細井町の市民プール敷地内に、小型無人機「ドローン」1機が落下し、炎上した
>ドローンは全長約90センチ、重さ約6キロで、自転車レース「まえばし赤城山ヒルクライム大会」のスタート地点の様子を撮影していた。周辺には出走前の選手や観客ら約500人がいたが、けが人はなかった
>同市などでつくる大会実行委員会が、空撮を請け負う会社にドローンによる撮影を委託。実行委によると、ドローンはスタート地点近くの上空25メートルを飛んでいたが、無線操縦が利かなくなり、落下した。雨の影響で電気系統に障害が起きた可能性が高いという
>大会は同市の市街地から赤城山頂付近までの20・8キロ・メートルのコースで、3528人が参加を申し込んでいた。落下事故の影響で一部の参加者は約10分遅れのスタートとなったが、最後まで行われた


これTVのニュースで見ていたがそれなりに大きく、結構な炎も上がっていた。観客が密集している場所や民家などの上に落ちたら人的被害も少なからず出ていたことだろう。

ただし今回はイベント実行委員会の委託による飛行で、専門会社の操縦手が扱っていたとなれば事件性はないようだ。

しかしドローンによる「事故」は相変わらず後を絶たない。つい先日、国宝の姫路城を空撮しようとした男が機体を見失い天守閣に衝突させるという事故があったばかりだ。いずれもたまたま人身事故には至らなかったのが不幸中の幸いというしかない。とは言え、仮に衝突の際炎上し、国宝の天守閣が焼損するようなことになっていたらこれまた目も当てられない。

今月上旬に改正航空法が成立し、飛行制限区域の考え方が導入されることになったが具体的なルール決めはこれからだという。それも急いでほしいものだが、同時に操縦者の免許制導入や、機体構造の安全基準・規格の策定も早急にしてもらいたいものだ。今のままでは、不安全な機体を素人が飛ばしまくることができてしまうわけで、恐ろしいことこの上ない。

もちろんドローンを所有し事業を行う事業者免許も必要だ。テロや盗撮など悪意的に利用する輩や、満足な操縦技術を持たない不良事業者を排除することも求めたい。

ドローンは玩具ではない。自動車や飛行機と同じ「利便性」と「危険性」を備えた新たな道具という視点を持てば、法規制強化は一刻の猶予も持てないはずだ。
posted by 三四郎 at 17:34| 千葉 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | 社会・教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする