2016年01月29日

誰が仕掛けたか

予想通り甘利氏は「献金疑惑」によって辞任に追い込まれた。記者会見を見たが、これほど悔しそうな表情をした政治家を近来知らない。後任は石原伸晃氏だという(@niftyニュース/読売)

甘利明経済再生相(66)(衆院神奈川13区、当選11回)は28日、内閣府で記者会見し、違法献金疑惑をめぐる責任を取り、辞任を表明した
>安倍首相は甘利氏の後任に自民党の石原伸晃・元幹事長(58)の起用を決めた。28日夜に皇居で認証式が行われ、石原氏は経済再生・経済財政相に正式に就任した。首相の経済政策「アベノミクス」や環太平洋経済連携協定(TPP)交渉を担ってきた甘利氏の辞任は、安倍内閣にとって大きな打撃となる
>首相は28日夜、首相官邸で記者団に対し、甘利氏について「TPP交渉、アベノミクスの推進役として大変頑張っていただき、大変残念だが、甘利氏の意思を尊重する」と述べるとともに、「任命責任は私にある。国民に深くおわびしたい」と陳謝した。石原氏の起用については「アベノミクスは正念場だ。デフレ脱却を確かなものとするため、能力を発揮してもらいたい」と期待を示した。石原氏にはTPP相も兼務させる


甘利氏は文字通り「アベノミクス」の支柱であり、同様に安倍政権の屋台骨である菅官房長官(官邸)と麻生財務大臣(財務省)との間を取り持つなど、TPPの表舞台以上の活躍と存在感で重責を担ってきた。それだけに安倍首相にとっては「右腕をもがれた」に等しい打撃だろう。

参院選、消費税増税を控え、何より交渉のフロントに立ち続けたTPPの調印式を目前に控えてのスキャンダル。このタイミングといい、告発までのプロセスといい、トラップに落ちたというしかない。

事ここに至っての辞任はやむを得ないところだろう。しかし甘利氏だけが悪者になって済む話ではない。この際、告発者の背後関係を含め、捜査当局には徹底的な真相解明をしてほしい。そのためには件の建設会社の実名公表も避けるべきではない。選挙で選ばれた正当な政権を、このような姑息な手段で追い落とそうとする勢力の存在を決して許してはならない。

それはそれとして、後任が石原伸晃氏とはいかにも不安だ。お手並み拝見も何か危なっかしくて見ていられない気がする。正念場が修羅場にならぬよう、安倍首相、菅官房長官の手綱さばきに期待するしかない。
posted by 三四郎 at 14:44| 千葉 ☔| Comment(2) | TrackBack(3) | 政治・経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする