2016年05月13日

公私混同の羅列

この記事、「政治・経済」に整理すべきか「社会・教育」に分類すべきか一瞬悩んだが、前者にしてはあまりにレベルが低すぎることと、「こういう大人になってはいけない」という教育的含意をもって「社会・教育」にタグ付けした。

舛添東京都知事の公費流用に関する会見報道である。

まあ長ったらしいし、言い訳ばかりで辟易する内容で引用する気も失せる。特に俺的に「秀逸」だと思った行だけ挙げておく。

前段略
会議に使用していたとはいえ、家族と宿泊していた部屋を利用していたことからご懸念を招いたことにつきましては、反省をしております。今後、同様な状況があるとしたら誤解を招かぬように別途、会議に使用する部屋を借りるなどしたいと思います。以上のような観点からこの2件の会議費につきましては、収支報告書の訂正・削除をした上で返金することといたしました
中略
>確かに自宅の近くでもあり、私の家族も利用していることは事実でございます。他方で政治団体の事務所の近くでもありました。従いまして、このイタリア料理店が打ち合わせなどに便利であることから、事務所関係者などとの会合でも使用しているところでございました
中略
>ただ、平成25年6月1日の支出につきましては今回、あらためて確認したところ、政治活動に利用したことまでが確認できませんでした。そこで6月1日の支出につきましては収支報告書の訂正・削除をした上で返金することといたしました
中略
>報道されている回転すし店は、確かに私が役員をしております会社の、湯河原の施設の近所にある店ですので、そこを訪れた際に同店を私が私的に利用したり、また家族で利用することはあります。他方で施設に来た事務所関係者などと同店を利用して打ち合わせなどをしていることも事実であります
中略
>続きまして天ぷら屋さんでございますけれども、研究会の平成25年の2件、および平成26年1件の天ぷら屋における飲食代については、私の個人の飲食代が誤って計上されていることを確認をいたしました。そこで、この3件、合計5万2550円につきましては、収支報告書の訂正・削除をした上で返金することといたしました
>以上、私的に利用した飲食代が誤って含まれていたことが今回の事務所調査で判明をいたしました。当時の経理担当者によれば、いずれの飲食店も私や事務所関係者が政治活動で利用している飲食店であったことから、私の個人の飲食ではあるとは思わず、誤って計上してしまっていたようでございます
中略
>確かにアウトレットで小さな事務用品を入れるのに便利なポーチを購入しておりました。そのポーチは日常の政治活動の際に携行しているかばんの中に入れて使用しておりました。収支報告書に計上することに法律上の問題はないものと考えております

もういいや、以下略

一言でいって見苦しい。そして姑息だ。公金処理に公私混同があったがそれは事務方のミス、報告書を直して返金したからもういいでしょ、という本音も透けて見える。こんな言い訳でお咎めなしとして続けられるほど、都知事は楽なお仕事ではない。

そもそもこのような要職にあるものは公私のけじめを峻別し、疑惑を受けぬよう細心の注意を払うべきことは言うまでもない。舛添氏にその意識があったなら職務怠慢か確信犯、なかったなら知事の資格はない。

この件、東京地検に告発状が提出されているらしいから、検察当局は徹底的な捜査、追及をしてもらいたい。他自治体のことながら、俺の故郷である東京がこのような下衆の極みを首長に抱いているかと思うと情けないし、何より東京五輪開催地として世界に恥をかくことになる。
posted by 三四郎 at 20:08| 千葉 ☀| Comment(2) | TrackBack(3) | 社会・教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする