2016年08月27日

侮辱される理由

ロンドンの大学に留学中の中国人学生が、あろうことかエリザベス女王を刺す目的でバッキンガム宮殿に侵入し逮捕されたという(@niftyニュース/NEWSポストセブン)

ロンドンに留学中だった中国人学生がバッキンガム宮殿に侵入し、逮捕された。中国人留学生は警察の取り調べに対して、刃物を所持しており、「エリザベス女王を刺すつもりだった」などと供述しているという
>女王は今年5月に行なわれた園遊会の席上、中国の習近平国家主席らが昨年公式訪問した際の行状について、「あの人たちはとても失礼でした」などと公然と批判。留学生は、その報復のために宮殿に侵入したとの見方も出ている
>この留学生はシェフィールド大学に留学中の張航容疑者(25)。張は8月12日午後2時45分ごろ、宮殿の正門を乗り越えて、宮殿内に侵入したところを警備中の警察官に逮捕された。張容疑者は刃物を携行しており、取り調べで「中国のスパイに後をつけられている」などとの意味不明の供述を繰り返しているという
>さらに、宮殿に侵入した目的について、「エリザベス女王を刺すつもりだった」などとも話しており、警察では精神に障害がある可能性もあるとみて、精神鑑定を行う用意もあるという
>シェフィールド大学の広報担当者は「本学の留学生が起こした事案については留意している。しかし、現在公判中であることにも鑑みて、現段階では論評を避けたい」とのコメントを発表している
>しかし、ネット上では、張容疑者を知っているとする中国人留学生が「張はエリザベス女王が昨年秋に英国を訪問した習近平国家主席らの代表団について、『あの人たちは失礼でした』などと批判したことについて、『女王こそ、非常に失礼だ』などと怒っていた」などとの意見を書き込んでおり、張容疑者が女王に復讐するつもりだったとの疑いが浮上している
>しかし、張容疑者が宮殿に侵入した際、女王は公務で出かけており、宮殿にはいなかったことが分かっている
>これについて、英BBCは「張容疑者は刃物を持っていたが、それ以外の拳銃など攻撃力が強い武器は携帯していなかった。また、女王が不在だったことなどからも、計画的犯行とはいえず、たんなる思い付きだったとも考えられる。本当に女王を襲おうと思っていたかどうかは疑問だ」などと報じている
>また、張容疑者が精神的に問題がある可能性も否定できないことから、警察当局は慎重に捜査を進める方針だ
>だが、中国のネット上では「いずれにしても、女王は中国人を侮辱しており、何らかの代償を支払うべきだった」などとの書き込みもあった


この容疑者個人について言えば、いかにも短慮で留学先のホスト国への感謝の念すら持てない愚物だが、あるいは記事にもあるとおり精神に異常があったのかもしれない。慣れない異国の地での生活はストレスの連続だろう。精神的に不安定になっていた可能性はありうる。

俺が違和感を覚えるのは末尾の中国ネットユーザーの意見だ。いかに祖国の代表が批判されたとはいえ、それは女王の偽らざる感情の吐露である。なぜそう批判されるのか自省すべきところを「代償を支払え」とは何という傲慢さか。

仮に安倍首相が外国の元首から「無礼者」呼ばわりされたら日本人として確かに不快に思うだろう。しかし同時に、首相側、日本側の態度対応に何か落ち度がなかったかと反省するだろう。いやむしろサヨクならば「批判されて当然、悪いのはアベ」くらいに思うかもしれない。

この種の同胞の愚かな行為、恥ずべき行為に対する反省や謝罪の欠片もなく、「相手こそが悪い」という自己中華思想が、逆に侮辱されいらぬ敵を作っていることに思い至らないのだろうか。まあだからあの国らしいともいえるが。
posted by 三四郎 at 10:13| 千葉 ☁| Comment(3) | TrackBack(0) | 異文化 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする