2016年09月19日

裸の王様

ドイツ・ベルリンの市議会選挙で「反難民」を掲げる新興右派政党が大きく票を伸ばし、難民に寛容な現政権与党は後退しているという(時事電子版)

>ドイツのベルリン市(州と同格)で18日、議会選挙が行われ、地元メディアによると、難民受け入れに反対する新興右派政党「ドイツのための選択肢(AfD)」が約14%を得票し、議席を獲得した。AfDは各州議会選で躍進を続けており、昨年以降ドイツに殺到した難民に対する国民の不満の大きさが改めて示された
>連邦レベルでメルケル政権に参加している社会民主党が第1党の座を守ったものの、得票率は約22%で、2011年の前回(28.3%)を大きく下回った。メルケル首相のキリスト教民主同盟も第2党を維持したが、得票率は前回の23.3%から約18%に低下。首相の難民受け入れ政策への市民の反発が影響したとみられる
>経済状況は良くないものの、ベルリンは自由や多様性を重んじる土地柄で知られ、移民に比較的寛容とみられてきた。AfDの首都での議席獲得は、「反難民」を掲げる大衆迎合的主張のドイツへの浸透を象徴する出来事と言える


日常生活が現に脅かされ、国内外でテロが頻発している中、政府が有効な対策を打ち出せない以上これを拒否するのは市民として当然であり、有権者の民意に他なるまい。

この記事に限らずマスゴミは「反難民」の主張を「極右」と位置づけ否定的なイメージを流布している。それを支えているのは安っぽい人道主義か自己満足の正義感、もしくは無責任な傍観者の視座でしかない。民主主義の基づく選挙結果を、自らの思想信条に沿えば「民意」となし、沿わなければ「大衆迎合」「ポピュリズム」とレッテル貼をする。

「反体制」「反保守」であることがジャーナリズムの神髄と妄信しているうちに、「体制」の対極にある「大衆」から遊離しているのに気づかない。傲慢かつ哀れな姿ではある。ネット時代の今日、「第四の権力」は今や「裸の王様」にしか見えない。
posted by 三四郎 at 08:37| 千葉 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 社会・教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする