2016年09月25日

反プロパガンダへ

稲田防衛相が日中戦争の南京後略戦における「百人斬り」を否定したことに対し反応している(時事電子版)

>中国国防省新聞局は5日、日中戦争の南京攻略戦で行われたと報じられた日本兵による中国兵の「百人斬り」競争を稲田朋美防衛相が否定したことについて「強烈に憤慨させられる」と批判する論評を発表した
>稲田防衛相は4日のインタビューで「百人斬り」に関し、「なかったと思っている」と語った。論評はこの発言に対する見解を問う記者の質問に答える形で、「日本軍は理性のかけらもない『殺人競争』を行った」と主張。「歴史を否定すれば、中日関係に未来はない」と強調した


この「事件」は当事者の2人の将校の遺族らによる訴訟までなされたが敗訴している。しかしそもそもこれは戦時下における戦意高揚を目的とした当局のプロパガンダと見做されるケースである。当事者が否定していないということが肯定論者の論拠の一つというが、軍人である彼らが軍の方針に逆らってまで「事実」を語るとも思えない。「武勲」として脚色されるのであれば否定する理由もなかっただろう。

戦時は日本軍が喧伝したプロパガンダを、戦後は中国がそのまま日本悪玉論のためのプロパガンダに利用しているというのが俺には実相に思える。

米国の存在もあり、あの戦争の「真実」をいま公人が語るのは難しい部分もあるだろうが、客観的な事実を淡々と掘り下げることは必要で、それが反プロパガンダの動きとなる。これを止めてはならないと思う。
posted by 三四郎 at 17:00| 千葉 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | 政治・経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする