2017年03月12日

幸福回路全開

韓国の朴大統領が正式に弾劾、罷免された。これを受けて韓国では賛成派反対派それぞれに「祭り」状態で死者まで出ているようだ。

しかし韓国民の幸福回路は全開のようで、ゴネとごり押しで大統領を引きずり下ろした行動が「成熟した民主主義の勝利」として受け止められ、この騒動を伝える日本の報道に対し「羨ましいはず」「日本も学べ」という頓珍漢なコメントがネット空間を飛び交っているという(@niftyニュース/RecordChina)

>2017年3月10日、韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領の罷免が決定したニュースは日本でも速報を含め大きく伝えられ注目を集めているが、この日の日本の主要紙がそろって夕刊1面でこれを報じたことについて、韓国のネットユーザーが歓喜の声を上げている
>韓国・聯合ニュースは同日、朝日新聞、日本経済新聞、読売新聞、東京新聞など日本の主要各紙の10日付夕刊1面を並べた写真を掲載し、「大統領 弾劾/日本の夕刊1面を飾るトップニュースに」とのタイトルで報じた。写真キャプションには「憲法裁判所の朴槿恵大統領の弾劾決定を、日本の夕刊各紙が『朴大統領 罷免』の見出しで一斉に1面トップで報道した」などとある
>これに韓国のネットユーザーが注目、さまざまなコメントを寄せているが、その中で最多の共感を集めたのは「国の格が上がりました」と歓喜するもの。他にも「これがまさに韓国国民の力だ」と罷免決定を成し遂げた庶民の力を誇る声が多く、「日本人にはできない芸当だろうな」「日本国民は成熟した大韓民国の国民意識を見て学びなさい!」「どうだ、日本とは違うだろ?」「日本人はうらやましくてたまらないはず。日本の民主主義は終わってるからね」など日本を上から見たコメントも目立つ
>また、「日本のメディアは韓国のことが気になって仕方ないみたいだな」「久しぶりに韓国国民であることを誇らしく思った。世界の人たちが見てるかな?非暴力で事を成し遂げた国民の力を」「当然、世界的にも海外ニュースのトップに決まってる」と、日本や海外メディアでの扱われ方を気にするコメントもみられた
>朴氏罷免が決まったことで、「(朴政権が進めた)慰安婦合意を破棄しよう」とのコメントも出ているが、今後日韓関係はどうなっていくだろうか


こんなばか騒ぎを羨んでいる日本人など一部の頭の悪いサヨク界隈くらいのものだろう。大方の日本人は呆れている。一国の元首が弾劾・罷免されるというのはよほど素養の悪い指導者か、国家的に重大な不正を働いた場合に限られよう。発展途上国ではよくあることだが、きちんと民主主義が機能した一定民度の先進国ではまずありえない。

そもそもそんな大統領を選んだのは国民自身であろう。このような異常な形で国を混乱状態にしてまで大統領を罷免させざるを得なかった自らの責任を感じ、不見識を愧じるべきではないか。日本はそれに比べてどうだとか言うが、そもそも日本の政権支持率は超安定状態であり比較の対象にならない。

しかも韓国にとりこれですべてが良くなるわけではない。むしろこれからが本当の茨の道になる。「東アジアのバランサー」を気取った蝙蝠外交は周辺国との軋轢を生んで行き詰まり、経済制裁を受けてただでさえ疲弊状態の韓国経済はいよいよ崖っぷちだ。

これまで何くれとなく甘やかしてくれた日本との関係は、自らが蒔いた種でかつてないほど冷え切っている。米国は米国で「次に誰が大統領になろうとも建設的な関係を築くべき」と、聞きようによっては「同盟国らしくしていろ」と釘をさしている。通貨スワップにはそもそも「メリット無し、他国との公平性の問題もある」として消極的だ。

とても浮かれている場合ではないはずだが、大統領候補者はどれもこれも強気一辺倒の発言で、それがまた国民の快哉を読んでいる。火に油を注ぎ合っている状態だ。

確かにこんな国難の時に「おれたちって成熟してるよな」と自己満足に浸れる精神構造は、ある意味羨ましい。同時につくづくと韓国人でなくてよかったと思うばかりだ。
posted by 三四郎 at 00:00| 千葉 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 異文化 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする