2017年09月30日

民進消滅

民進党は今回の総選挙を機に、事実上の解党に踏み切ったようだ。党公認の候補者は立てず、小池都知事率いる希望の党から公認を得て臨むという。

事実上の合流かと思いきや、「買い手」の小池氏は民進党出身者を「選別」するらしい(msnニュース/産経)

民進党内で憲法改正などに反対してきたリベラル派議員と支持者らに、動揺が広がっている。同党が合流を目指す「希望の党」が、政策が一致しなければ公認しないとの方針を打ち出したからだ。希望代表の小池百合子東京都知事が排除と絞り込みを強調する中、支持者からは希望入りへの賛否両論の声も上がっており、“踏み絵”を迫られたリベラル派議員らの決断が注目される
>「希望の党に公認を申請するかどうか、本人の結論がまだ出ていない」。民進党で神奈川12区から立候補を予定していた阿部知子氏(69)の地元、藤沢市にある事務所の男性秘書は29日、こう言って表情を硬くした
>かつて社民党で政審会長を務めた阿部氏は、平成24年衆院選の直前に同党を離党し、未来、みどりの風を経て26年に民主党入り。自身の政策として、憲法9条の堅持や安全保障法制反対を掲げている
>希望の細野豪志元環境相は公認に関し、「安保法制白紙撤回を言い続ける人は考え方として厳しい」との見解を示しており、阿部氏の政策が受け入れられるかどうか微妙だ
>秘書によれば阿部氏は現在、地元で支持者の意見を聞いており、決断は週明けになる見通しという
>長年、阿部氏を支持してきた藤沢市の自営業の男性(38)は「希望を選ぶと、護憲や安保法制反対を求める支持者は離れるかもしれない」と懸念する
>かつて民主党政権で厚労相も務めた長妻昭氏(57)=東京7区=も、去就が注目される一人。「ミスター年金」の異名を取り、近年も安保問題では、報道番組で「あくまでも個別的自衛権の範囲内で法整備を急ぐべきだ」との考え方を示してきた
>中野区にある地元事務所にはこの日、「民進党」の名前が入ったポスターなどが積み上げられていたが、どのような立場で衆院選に臨むのか足場は固まっていない。事務所関係者は「国政報告会なども予定しているが、有権者にどう説明するのかわからない」と言葉少なに語る
>これまで長妻氏の選挙に携わってきた男性(50)は「リベラルな姿勢を貫いてくれるのではないか」としつつ、「選挙に勝つには希望の名を借りるべきではないか…」と頭を抱えた
民進党幹事長代行の辻元清美氏(57)=大阪10区=は、さらに厳しい状況に追い込まれている
>27年7月の衆院平和安全法制特別委で、安保関連法案の採決に激しく抵抗し、「お願いだからやめて!」と涙声で詰め寄ったのが辻元氏だった。参院の採決でも、ハチマキ姿で傍聴席に登場。衛視に注意された“筋金入り”の反対派
>衆院解散から一夜明けたこの日、大阪府高槻市の地元事務所に辻元氏の姿はなく、スタッフ数人が選挙に備えて模様替えを進めていた。秘書によると、辻元氏のスケジュールは週末まで全てキャンセルされ、事務所でも動きを把握していないという
>一方、護憲派の論客で、希望への合流を決めた前原誠司代表と9月1日の民進党代表選で争った枝野幸男氏(53)=埼玉5区=は29日、地元・さいたま市内で行った街頭演説後、記者団に「党の公式見解に沿う」とだけ語り、具体的な身の振り方については口を閉ざした
>枝野氏に近い県議や市議なども、本人を気遣ってか言葉が少ない。同市内で同日に開かれた同党埼玉県連の常任幹事会でも重苦しい空気が漂った。会議後、姿を現した枝野氏は「コメントしない」と厳しい表情で話し、会場を後にした
>支持者らの声も分かれている。同市見沼区の主婦(71)は「政策を曲げずに無所属でも頑張ってほしい」。同市大宮区の無職男性(75)は「政権交代のために少しでも希望の党の議席を増やしてほしい」と話していた


民進党は「政策なき選挙互助会」というのが本質で、選挙に勝ち議員になることが目的化した連中の集まりというのが俺の認識だ。今回の選挙に限らず、これまで国民には「政権交代」だけは訴えるが具体的な中身のある政策、前向きな提言は聴いた試しがない。

特に今年の前半はひどいもので、「モリカケスキャンダル」で政権の足を引っ張り国会を空転させ、多大な国費を浪費してきた。

そんな無能集団がまさに消滅の危機に瀕し(事実上消滅しているも同然だが)混乱している。さながら太陽の下に晒された鵺たちが右往左往している図に重なる。

前原代表は必死に「実質的な合流」を叫ぶものの、小池氏は「無慈悲」に「踏み絵」を迫る。

そりゃそうだろう。しばしば安倍首相よりも「右」と評される小池氏である。「憲法」「安保」で相いれない議員を受け入れることは党の結束を乱す元凶だ。しかも「日本初の女性総理」を狙うとなれば、ここで下手を打ってババを掴みたくないというのが本音だろう。

そもそも民進党という政党が数多の転変を経ながら国民の信任を得られず、今日の体たらくとなったのも、左右入り乱れた思想信条の持ち主が寄り合った結果「決められない政治」に終始し、何ら見るべき成果を出せなかったことが大きい。

小池氏はさすが利に敏い政治家でその辺はよく学習している。「反アベ」だけを叫んで野合に走れば国民の支持を得られず、民進党に「乗り潰される」ことを理解しているのだろう。

野党再編で混迷の度が深まる政局だが、一つ言えることがある。それは「似非リベラルの終焉」ということだ。

今回の選挙での比例投票先について一つの調査があり、それによれば第一位が自民党、第二位が希望の党であるらしい(読売電子版)

>読売新聞社は、衆院が解散し、民進党が希望の党への合流を決めた直後の28日夕から29日にかけ、緊急全国世論調査を行った
>院比例選での投票先は、自民党が34%で最も多く、希望が19%で2番目だった。「10月10日公示・22日投開票」の衆院選は、自民と希望を対立軸とした「政権選択選挙」となりそうだ
>このほかの投票先は、公明党6%、共産党5%、日本維新の会2%などの順で、「決めていない」が25%だった。自民党が衆院選で圧勝した2014年の解散直後調査では、比例選投票先は自民党41%、民主党14%、公明党6%などの順だった。民進党は希望の党への合流を決めたため、比例投票先の調査対象には含めなかった


俺は予てより日本の「リベラル」は似非だと感じていた。そもそも「変革」を謳いながら時代に合わなくなった憲法を墨守する姿勢は字義的に矛盾する。

また変革を目指しつつも自らが拠って立つ国家の伝統や歴史を尊重し、誇りを持つことが政治家としてのリベラル派には必要条件と思う。そうでなければ「国益より党益・私益」に堕すしかない。

その意味では安倍首相や小池都知事のほうがまともな「リベラル」に思える。それらが支持される以上、まともでない「反対ありきの似非リベラル」は排除されるしかない。

とは言え、相当数の民進党出身者が希望の党に潜り込むことになる。彼らは自ら民進党を変革する気概も能力もなかった「互助会員」たちであり、この先どうせ碌な働きもできまい。小池氏自身にして都知事として建設的な成果を出しているわけではなく、国政復帰への踏み台として都知事をしてきたように見える。

今回の選挙、俺的には自民一択の選挙になりそうだ。


posted by 三四郎 at 08:53| 千葉 ☁| Comment(2) | 政治・経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月24日

印象宣伝

麻生副総理が朝鮮半島有事における「武装難民」対応に言及し、「警察で対応するのか。自衛隊、防衛出動か。射殺ですか。真剣に考えなければならない」と為政者として至極当然の問題提起をした。

そこに例によって歪曲報道をするメディアが読者に悪印象を植え付ける記事を書いている(msnニュース/朝日新聞デジタル)

>麻生太郎副総理は23日、宇都宮市内での講演で、朝鮮半島から大量の難民が日本に押し寄せる可能性に触れたうえで、「武装難民かもしれない。警察で対応するのか。自衛隊、防衛出動か。射殺ですか。真剣に考えなければならない」と語った
>麻生氏はシリアやイラクの難民の事例を挙げ、「向こうから日本に難民が押し寄せてくる。動力のないボートだって潮流に乗って間違いなく漂着する。10万人単位をどこに収容するのか」と指摘。さらに「向こうは武装しているかもしれない」としたうえで「防衛出動」に言及した
防衛出動は、日本が直接攻撃を受けるか、その明白な危険が切迫している「武力攻撃事態」などの際に認められており、難民対応は想定していない
麻生氏は先月、「少なくとも(政治家になる)動機は問わない。結果が大事だ。何百万人も殺しちゃったヒトラーは、いくら動機が正しくてもダメなんだ」と発言し、撤回していた


麻生氏の発言は有事に関する現行法の不備に対する正常な問題提起である。武装難民はテロリストと同義であり、一般の難民と同列視してはならない。相手の行動次第では当然射殺も想定しなければならない。

「難民」という言葉の下に一括りにして無条件に受け入れることこそ、日本国民の生命財産を危険にさらすことになる。

その認識があればこの麻生氏の発言を批判する余地などないことが分かるが、反政権・反日アサヒは例によってここから失点を引き出そうとしている。

最後の二行はこの件に関係ない過去の発言をネガティブに捉えたもので、今回の発言も麻生氏という政治家の「資質に基づく失言」というところに持っていこうとする意図がありありだ。

サヨク界隈ではSNSでさっそくこの発言を批判し拡散する頭の悪い連中が湧き出しているらしい。

もはや「報道」ともいえない「印象宣伝」しかしないような似非マスコミに、踊らされているのか、自ら踊って大衆を煽っているのか。選挙を前に前奏曲がやかましくなってきた。
posted by 三四郎 at 08:24| 千葉 ☁| Comment(4) | 政治・経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月23日

独自制裁

エスカレーションする北朝鮮の核・ミサイル挑発に対し、米国トランプ政権は北朝鮮と商取引を行う企業とはとりひきを停止する旨の独自制裁を科す模様だ(日経電子版)

>トランプ米大統領は21日、北朝鮮に追加制裁を科す大統領令に署名した。北朝鮮と取引のある外国金融機関を、米国の金融システムから排除することが柱。エネルギーや建設など幅広い業種で、北朝鮮と取引をする個人や企業を制裁対象に指定できるようにする。中国も自国の銀行に対して北朝鮮との取引停止を命じた。核・ミサイル開発の資金源遮断に向け、経済面での封じ込めが一段と強まっている(以下略)

またメキシコやクウェートに続きスペインも欧州では初めて北朝鮮大使を国外追放にするという。さらにEUは加盟国の大使級会合で、新たな対北朝鮮独自制裁として、北朝鮮への送金制限を強化するとともにビザ発給要件を厳しくすることについて合意したようだ(日経電子版)

スペイン外務省は18日、同国駐在の北朝鮮大使を「ペルソナ・ノン・グラータ」(好ましからざる人物)として追放すると発表した。核実験や弾道ミサイル発射を繰り返す北朝鮮に対し、国際社会と足並みをそろえて圧力を強める考えだ
>ツイッター上で明らかにした。仏AFP通信によると、30日までの退去を求めている。北朝鮮に対してはマレーシアが労働者の締め出しに動いているほか、メキシコやクウェートも大使の追放を発表している


どうも「政治よりビジネス」の臭いが強いEUにおいてさえ、さすがに北朝鮮の横暴振りを看過することは「建前上」と言えど看過できなくなったのだろう。中露韓がいかに「抜け道」を画策しようとも、北朝鮮包囲網は確実に狭まり、核・ミサイル開発資金が細まりつつある。

翻って我が日本はどうか。

「ならず者国家」と隣り合わせにいながら、総連の資金の流れを根絶し、解体に追い込むなど、国内の北朝鮮関連組織に何か実効性ある措置を取ろうとしている様子もない。それどころかサヨク界隈は朝鮮学校の無償化を声高に叫び続けている。

言葉の応酬や「遺憾砲」などいらない。北朝鮮の野望を止めるために日本が今やれること、やるべきことがまだまだあるはずだ。

もし金体制を崩壊させるしか非核化の道がないとすれば、その方向に向けて粛々と遂行してほしい。いくら安倍首相が国連で世界に呼びかけても、日本が温い対応をしていては説得力もないだろう。

狂った国家を相手に話し合いは通じない。
posted by 三四郎 at 09:07| 千葉 ☔| Comment(2) | 政治・経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月18日

解散大義

安倍首相は今度の臨時国会冒頭にも解散する意思を示した模様だ。

言いがかりに等しい「森友・加計スキャンダル」で一時的に低下した支持率も持ち直す一方、北朝鮮の核・ミサイルを巡る半島情勢は緊迫化する中、安倍首相は対米露中韓及び国連外交を精力的かつ周到に進めている。

内政外交ともに加点要素こそあれ失点はないに等しい。翻って野党を見渡せば、民進党は党内が代表選挙関連の混乱ぶりが目に余り半崩壊状態である。共産党との共闘を巡る左右両派の確執もあり、政権の受け皿としては愚か、野党共闘のハブにもなり得ない体たらくだ。

まさに安倍首相にとって「いつ解散するの? 今でしょ!」(古いか・・)だろう。
しかしこういう時に後ろから撃つ輩はどこにでもいるもので、早速石破氏あたりは「大義なき解散はNG」的な発言をしているらしい。

野党に至っては、政権支持率が低迷していたつい1〜2カ月前あたりは「森友・加計問題は政権の責任。解散して国民に信を問うべき」と燥いでいたはずが、ここにきて「大義がない」などと言いだしている。いかに今の野党が、政権批判をするだけで政権担当能力のないご都合主義者の集団であるかがわかるというものだ。

それほど「大義」が欲しいのであれば、自分たちが作り上げた「森友・加計スキャンダル」で戦い、安倍首相を追いつめたらいいだけの話だ。千載一遇のチャンスではないか。

安倍首相はもともと憲法改正を悲願としている政治家だ。それは選挙権のある日本国民の多くが認識している。今度の衆院選で自民党が勝利すれば、「森友・加計」及び「憲法改正」に対する国民の意思が示されることになる。野党が逃げる理由はないはずだ。
posted by 三四郎 at 09:14| 千葉 ☁| Comment(4) | 政治・経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月17日

韓流経営

韓国企業の経営といえば、一時期、その「目の覚めるような」スピード感やアグレッシブな手法を日本の主要経済紙誌が持て囃したものだ。

曰く「韓流が手本」「サムスンに学べ」等々、衰退する日本企業に未来はなく、韓国式経営にこそ正解があると言わんばかりの取り上げ方だった。

しかし今日、韓国経済の体たらくを見れば、それらメディアの目は節穴だったことがわかる。

彼らが一様に持ち上げ、韓国で最も成功したグローバル企業・サムスンにしても、半導体やスマホといった既定分野のビジネスモデルを踏襲し続けることで綱渡り的経営をしている。

しかも経営者がこの国独特の政商癒着にまみれて司直に囚われの身となり、トップ不在が続いている。これでは経営戦略も立てられず早晩迷走が始まるのは目に見えている。

韓国のトップ企業がこの有様なら他は押して知るべしで、海外に進出した韓国企業はその引き際の悪さから行く先々で顰蹙を買っているらしい(@niftyニュース/グローバルニュースアジア)

>2017年9月16日、韓国企業のアジア進出は多いが、事業が行き詰まった場合、賃金や借金を踏み倒し、夜逃げ同然での撤退が恒常化しており、韓国系の企業で勤務する従業員の間に不安が広がっている
以前から、カンボジアやベトナム、フィリピンで被害が報告されていたが。このところ中国からの悲鳴も増えている
>北朝鮮との緊張の高まりから米軍が韓国に高高度防衛ミサイル(THAAD)の配備を増やしたことなどで、中韓関係は急激に悪化した。中国国内にある韓国資本のスーパー・ロッテマートなどが一時的に営業停止処分となったり、韓国への渡航自粛を中国国民に呼びかけた
>今月、韓国のスーパー大手「Emart」が中国現地法人として運営する上海市内の5店舗を閉鎖。約1300人の従業員には、事前の説明もなく、一切の保障は無かった。抗議も受け付けない状況で、「Emart」韓国本社への損害賠償請求を従業員は検討している
アジア各国でも、韓国系の企業への不信感は一般大衆レベルで、広がりを見せている


韓国ウォッチャーからすれば「何をいまさら」というところだろう。「信用」「信頼」よりも目先の利益第一に爆走する韓国式経営の行きつく先はこうなるしかないのだ。

まあ、中国に限って言えば、政経不可分の体制である以上、もともと自由で公平なビジネスなどできる道理が無いわけで、韓国人経営者に一抹の同情の余地があるとしても、そんな国に「一本足打法」で出張っていった己と自国政府の不見識を嘆くしかない。

それを承知で出ていった以上、「後始末」がきちんとできなければ韓国という国全体のイメージが失墜することは甘受しなければならない。

ここまで無責任な経営者は日本にはそうそういないと信じているが、メディアも「韓国に学べ」と吹聴してきた以上、その失敗についてもまた学ぶことを推奨しなくては道理が立たないだろう。
posted by 三四郎 at 09:24| 千葉 ☔| Comment(1) | 政治・経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月16日

原則再考

自民党の石破氏は北朝鮮の各・ミサイル開発の進展を受けて日本の「非核三原則」を見直すべきと言及しているようだ(読売電子版)

>北朝鮮のミサイル発射が止まらないことを受け、自民党内では新たな措置の検討を求める声が出ている
>同党の石破茂・元防衛相は15日、TBSの番組の収録で、北朝鮮に対する抑止力として「非核三原則」の見直しに関する議論を行うべきだと改めて提起した
>石破氏は「核兵器を持たず、作らず、持ち込ませず」とした非核三原則について、「持つ、作るは選択肢から外す」とした上で「(米軍の核兵器を日本に)持ち込ませるかどうか、持ち込ませなくてもいいのかを検証しないといけない」と主張した。ただ、政府や与党幹部は「非核三原則の見直しは必要ない」との姿勢を示している
>自民党内では、自衛のために相手国の基地などを攻撃する「敵基地攻撃能力」の一つとして、巡航ミサイルの保有を求める意見もくすぶっている


石破氏の本心や狙いはさておき、少なくとも「非核三原則」などという自縛の綺麗ごとを全面的に見直す行為は必要だ。

一足飛びに日本が核保有国になるということはなかなか現実的にはハードルが高いが、それを含めた「核防衛戦略」をゼロベースで見直すことを公にするだけでも、安保の重要なカードになり得る。

それは中国や北朝鮮といった現実的な仮想敵国だけでなく、「アメリカファースト」で同盟国防衛のモチベーションが下がりつつある米国に向けても効果的であろう。こういう際どいカードを使いこなす政治力、胆力を政権与党の政治家諸氏には期待したい。

ただし石破氏がこれを言うあたり、今一つ俺は信用できないでいる。「ポスト安倍」のような下衆な動機、政局狙いで扱ってほしくはない。

政局の中で扱えばこれに埋没してしまう恐れがある。政局が静まれば骨抜きあるいは一顧だにされなくなる案件は数多あるものの、これはそのように扱っていいレベルの問題ではないのだから。
posted by 三四郎 at 18:09| 千葉 ☁| Comment(2) | 政治・経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月15日

制裁骨抜

今朝、北朝鮮がまたミサイルを放ち日本上空を通過した。ここまでくれば、世が世であれば完全なる戦争行為と見做され報復してもいいレベルである。

国連安保理が不十分とはいえ全会一致の制裁決議を採択した後だけに、何かしでかさずにはいられまいと思っていたが早速「排撃の姿勢」を見せてきた。実に分かりやすい行動である。

ところがこの狂暴な国と交戦状態にあり、最も厳しい態度で臨むべき当事国・韓国では、あろうことか800万ドルに及ぶ「人道支援」を検討しているという(日経電子版)

>韓国統一省当局者は14日、国連児童基金(ユニセフ)や世界食糧計画(WFP)を通じ、北朝鮮に800万ドル(約8億8000万円)の人道支援を検討していると明らかにした。実施するかどうかを21日に決定する。韓国政府による支援が決まれば2015年12月以来で、文在寅(ムン・ジェイン)政権下では初となる
>当局者によると、児童や妊婦を対象とするワクチン、医薬品、栄養支援事業を念頭にユニセフに350万ドル、WFPに450万ドルの供与を検討している。当局者は「人道支援は政治的状況と関係なく進めていくのが政府の基本的な立場」と説明。北朝鮮への圧力を強める国際社会の足並みを乱すことはないとの認識も示した。ただ「具体的な実施時期は、南北関係の状況を総合的に考慮して決める」としており、なお流動的な面がある
>人道支援の検討は日米両国などに伝えたとしている。国連安全保障理事会で北朝鮮制裁決議を採択した直後だけに、韓国内でも波紋が広がっている
>一方、菅義偉官房長官は14日の記者会見で「韓国政府は正式に発表しておらず、コメントは控える」としつつ「国際社会が結束して北朝鮮に対して明確な意思を示すなかで、北朝鮮への圧力を緩めかねない行動は避ける必要がある」と語った


よく韓国はここぞというときに常に最悪の選択をすると言われることがある。これなどもその典型で、およそ制裁の意義を理解していないか、確信的に北朝鮮を支援しているかのどちらかだろう。

もし本気で「人道支援は政治的状況と関係なく進めていく」と韓国政府が考えているとしたら、底なしの大バカ者というべきだ。

そもそも経済制裁は当該国を経済的に追い詰めることでその政治力を殺ぎ、民心を離反させて政策変更を迫るものだ。

その過程では当該国国民の生活、生命が脅かされる場面もあるだろう。だがそれこそ制裁の意義であり、そうすることで当該国の指導者が資金を核・ミサイル開発から国民生活に振り向けざるを得なくする効果も期待している。

その一方で「人道支援」などしていれば核・ミサイル開発の資金、生産財などのリソースは影響を受けず、技術を蓄えていくことになる。「人道」という体のいい言葉が独裁国家の膨張と軍拡を間接的に支援していることに他ならない。

そんなことが分からないとすれば韓国政府は度し難い愚物の集団であり、承知の上とすれば、南北は通じていると見做される。

面従腹背ではないが、「同盟国」の面をかぶりながら敵国の延命を助けるような国が一番厄介だ。誠に南北共に信用ならず、日本は隣国に恵まれないにもほどがある。
posted by 三四郎 at 13:43| 千葉 ☁| Comment(2) | 政治・経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月10日

中露動向

振り上げた拳を下ろすどころか、腕を伸ばしきってもなお踏み台を使って上げ続ける北朝鮮。

挑発の度は高まる一方だが、これまで北朝鮮を利用し制裁に慎重な姿勢を続けてきた中国とロシアが、ここにきて米国が主導する安保理の対北制裁決議の協議に応じる構えだという(読売電子版)

>米国の国連代表部は8日、北朝鮮への追加制裁決議案の採決を行う会合を、週明け11日に開くよう安全保障理事会に伝えた
>ヘイリー国連大使の宣言通り、11日採決の意向を改めて表明したものだ。強力な制裁には慎重な中国やロシアも協議には応じる構えを示しており、決議案の修正も含め、米国は水面下の交渉を続けるものとみられる
>決議案に盛り込まれた新たな制裁は、北朝鮮への原油禁輸や北朝鮮からの繊維の輸入禁止、公海上での軍や海上執行機関などによる臨検措置――などが柱。資産凍結と渡航禁止の対象に金正恩キムジョンウン朝鮮労働党委員長を追加するなど、北朝鮮の強い反発が予想される厳しい措置が盛り込まれた


中露にとり北朝鮮は北東アジアにおける対米戦略の実質的な手駒である。そうやすやすと手放すはずがなく、かといって「飼い犬」が暴走し「狂犬」に変わることも望んでいなかろう。親分の手のひらの上で十分に喚かせ脅かさせる使い勝手のいいチンピラという役どころか。

しかしいささかこのチンピラははしゃぎすぎている。放し飼いも過ぎれば飼い主が非難され責任を取らされるので、生かさず殺さず程度に締めておこうという感覚に見える。

中国とロシア、どちらも腹黒さでは双璧を成す「大国」で全く油断も隙も見せられない相手だ。このペテン師たちがどのように北というチンピラを黙らせるか、あるいはその振りをさせるのか。歴史的茶番は続く。
posted by 三四郎 at 08:48| 千葉 ☁| Comment(4) | 政治・経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月09日

二重基準

正直、政治家であれ実業家であれ芸能人であれ、ましてや一般人であれ、男女関係や不倫云々には興味はない。本業で結果をだしていれば勝手にすればいい、というのが俺の持論だ。もちろん自己責任でという前提と俺自身が巻き込まれなければ、という条件付きだが。

しかし民進党の山尾氏の場合は少し違う。

この御仁、保育行政に絡めた「日本死ね」問題で政権批判し、与党議員の不倫には厳しい態度であたってきた。その一方でガソリンプリカ問題では公金の不適切使用の疑惑を受けてきた。そこに今回の不倫騒動である。

他人に厳しく自分に甘い、というかだらしない。自己コントロールができず言動が二重基準に満ちている。政治家としても人間としても適格性を欠く。だから批判される。

しかもこの件については一方的に否定するばかりで何ら説明をせずに「離党」で幕引き逃亡を図っている(時事電子版)

民進党の山尾志桜里元政調会長(43)は7日、既婚の男性弁護士との「不倫」疑惑が同日発売の週刊文春で報じられたことを受け、離党届を大島敦幹事長に提出した。党内で10月の衆院3補欠選挙への悪影響を懸念する声が出ていたことに配慮したとみられる。前原誠司代表にとっては、山尾氏の幹事長起用断念に続く打撃となる
>山尾氏は離党届提出後、国会内で記者会見し、「誤解を生じさせる行動で、深く反省し、おわびする」と陳謝した。記者からの質問は受け付けず、一方的に会見を打ち切った。一方、「弁護士と男女の関係にはない」とするコメントを出した
>山尾氏は検事出身で、衆院愛知7区選出で当選2回。既婚で子どもがいる。昨年3月に民進党が結成された際、当時の岡田克也代表に政調会長に抜てきされた。国会では待機児童問題をめぐって安倍晋三首相を厳しく追及してきた
>前原氏は新執行部人事で、山尾氏を幹事長に充てることをいったん内定しながら断念、執行部入りも見送っている。党内では週刊誌報道を見越した対応との見方が強い


また渦中の相手である弁護士もなかなかのものだ(産経電子版)

>民進党を離党した山尾志桜里衆院議員(43)の不倫疑惑問題で、交際相手とされる倉持麟太郎弁護士(34)の妻が、8日放送の情報番組「モーニングショー」(テレビ朝日系)で、2人が密会したとされる日に倉持氏の勧めで病気療養のため実家に帰っていたと証言した
>不倫問題を報じた週刊文春によると、山尾氏は8月28日と31日に倉持氏の都内のマンションに宿泊。今月2日に名古屋市内のイベントに2人で参加し新幹線で帰京後、ホテルへ向かったとしている
>番組によると、妻は「私に一過性の脳梗塞の前触れが出ていた」と説明し、「主人の勧めもあって療養のために子供と実家に帰っていた」と証言。2人が密会していたとされる8月28日や31日には「(8月)中旬からいなかったので状況は分からない」と答え、実家から戻ってきたのが、2人が名古屋から帰ってきた今月2日としている
>このテレビでの証言に、ツイッター上では「絶対許せ無い。妻に対する背信行為」「病気療養中に密会を重ねるとか、これこそゲス不倫」「子供が可哀想だわ」といった批判の声が寄せられた


不倫密会をするために病身の妻を実家に遠ざけるとは、実に天晴なまでの下衆っぷりである。

全く引用してていやになる。取り上げる価値もないゴシップであることは重々承知しつつ、マスゴミに過保護にされてきた民進党、サヨク界隈連中のダブスタぶりに怒りがこみ上げ、同時にあきれ果てて北朝鮮情勢を差し置いて取り上げた。

それはそうと、前原代表は幹事長(代行?)に辻元議員を充てるつもりだとか。これまた叩けば埃まみれになりそうな人物が出てきた。まさに民進党は人材の宝庫だ。
posted by 三四郎 at 07:31| 千葉 ☁| Comment(5) | 管理人よりお知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月03日

徹底放置

韓国・平昌での冬季五輪、気が付けば開催が半年後に迫っている。内外の韓国ウォッチャーが「まとも」な開催の実現を危ぶみながら、韓国関係者は「問題ない」と強気なのか単なる馬●なのか、ポジティブ思考で突っ走ってきた。

しかしここにきて当の韓国プレーヤー関係者からさえ不安の声が出てきているようだ(@niftyニュース/まいじつ)

>これまでも平昌冬季五輪の競技施設における工事遅延は報じられてきた。しかし、自国の競技監督から“不満”が出たのは、恐らくこれが初めてだろう
>8月11日にカーリング女子韓国代表のキム・ミンジョン監督が『朝鮮日報』の電話取材に応じ、カーリング競技の会場となる『江陵カーリングセンター』が「今年3月から閉鎖状態にある」と明かした。五輪本番まであと半年。キム監督は同会場で練習を重ね、ライバル国を圧倒するつもりだったらしく「模擬試験を一度も受けずに大学入試で満点を期待するようなもの」とまで言い放った
同施設は床に亀裂が生じ、一部が凹んでいるとも伝えられている。床を張り直している最中で、五輪本番に間に合うのか本当に怪しくなってきたという
>こうした情報は日本のカーリング関係者にも届いている。しかし、代表選手たちの捉え方は少し違うようだ
>「本当にそこまでひどいのかと、少し疑っているようでした」(体協詰め記者)
>本橋麻里「わたしが視察へ行ってもいい」
施設に突貫工事を施すとなれば、日本代表にも影響が及ぶかもしれない。“マリリン”の愛称で知られるトリノ冬季五輪とバンクーバー冬季五輪代表の本橋麻里は「状況を確認すべき」と日本カーリング協会や各大会主催者に進言しており、現地入りも勧めている。それにもかかわらず協会は“様子見”の姿勢をまだ変えていない。そのせいだろう。本橋は自らが視察に行ってもいいともまで伝えたそうだ
>「本橋は現在所属しているチーム『LS北見』で補欠に回っています。そのため、ゲーム展開を客観的に見ることもできるようになり、冷静な助言をチームに送っています。五輪出場を目指すライバル『中部電力』との決戦も大事ですが、そこから先も見ているのでしょう」(同・記者)
>状況次第では本橋が単独で韓国入りする可能性もある。
>現地の報道によれば、ある程度の観客席を確保している韓国国内のカーリング会場は、いま問題になっている『江陵カーリングセンター』のみだという。はたして、しっかりと競技ができるレベルになるのだろうか。日本も東京五輪で似たような問題を起こさないように期待したい


強気は能天気の裏返し。本番が近づくにつれ否応なく「現実」を突き付けられて慌てる場面は今後も出てくるのではないか。

日本チーム関係者の「様子見」については、その理由が定かではないが、当の選手たちにしてみれば気になる問題だろう。状況確認をすべきという考えは理解できる。

しかし確認した後に日本側が何をすべきかは別問題。少なくとも会場の確保含め運営責任は韓国にあるのだから、日本は余計な「助言」を含め一切の手助けは無用としなければならない。

万歩譲って日本国内でカーリング会場を提供することになったとしても、それはKOCやIOCの正式かつ公開の依頼に基づいて行われるべきで、努々日本から口や手を出す筋合いではない。まして「密室取引」など論外だ。

しかしどうせ正式かつ公開の依頼に基づくものだとしても、韓国世論は「日本に助けられた」とは思わず感謝もすまい。これまでの対日姿勢を見れば「日本が横から掠め取った」と逆恨みし、東京五輪の一部競技開催をバーターで要求、いつの間にか東京五輪が「日韓共同開催」になる図が見えすぎてしまう。

ともかくもあの国に対しては「助けない・教えない・関わらない」の非韓三原則を貫くこと以外にはない。

なお記事末尾の東京五輪への懸念について、俺は心配していない。

確かに小池知事の半ばスタンドプレー的な築地市場移転問題で余計な時間と手間がかかっている感はある。しかし技術や施設リソース、運営ノウハウにおいて日本には一日の長がある。

さらに「見栄え」と「成果」を強調したい小池知事であればこそ、自分が五輪をダメにしたとは言われたくないはず。もはや「オール与党」と化した都議会を味方につけ、五輪成功とその後の東京発展に向け邁進するしかない。"She has no choice" なのだから。
posted by 三四郎 at 10:02| 千葉 ☀| Comment(2) | スポーツ・エンタメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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