2017年11月12日

右顧左眄

トランプ米大統領の東アジア歴訪が終わったいま、韓国の「蝙蝠外交」が復活している。中国・習近平と韓国・文在寅はベトナムで会談し、中韓関係と半島問題について認識を一致させたうえで、来月には文が中国を訪問することを合意したようだ(@niftyニュース/時事)

中国の習近平国家主席と韓国の文在寅大統領は11日午後、訪問先のベトナム中部ダナンで会談した。韓国側発表によると、両首脳は文大統領が12月に訪中することで合意、北朝鮮核問題について「最終的には対話を通じ、平和的に解決すべきだ」との認識で一致した
>文大統領は習主席に対し、来年2月の平昌冬季五輪開催時の訪韓を招請。習主席は「努力する」と答えたという
>習主席は冒頭、「この会談は今後の両国関係発展と朝鮮半島問題において、重大な契機になると信じる」と述べた。文大統領は外交当局の協議を通じて関係回復で合意したことに「喜ばしく思っている」と応じた。両首脳の会談は7月にベルリンで行って以来2回目で、10月に習主席の2期目の指導部が発足してから初めて


トランプ氏の帰国直後に中韓の首脳会談、来月には韓国大統領が訪中とは、いかにも「ご注進」「ご報告」の体である。その上、中国主席の平昌五輪招請に対する習の答えは「努力する」というそっけなさで、「属国はつらいな」と苦笑するばかりだ。

しかも文大統領が「中韓関係の回復で合意」と嬉しがっているのに対し、習主席は「この会談は今後の両国関係発展と朝鮮半島問題において、重大な契機になると信じる」と韓国の対米関係の見直しを促すごとく釘を刺す言いっぷりだ。米国同様、中国もまた韓国という国を信頼してはいないと感じる。

一方、韓国マスコミはトランプ−習会談を「期待外れ」と報じている(@niftyニュース/Record China)

>2017年11月11日、中国訪問で世界遺産の故宮を貸し切りにするなど「皇帝級待遇」で歓迎された米国のトランプ大統領。米中首脳会談の最大の焦点は核・ミサイル開発に突き進む北朝鮮への対応だったが、「朝鮮半島の非核化」で一致しただけ。韓国紙は一斉に「期待外れ」「物足りない」などの声を上げている
>10月の中国共産党大会を経て2期目を迎えたばかりの習近平総書記(国家主席)にとって、トランプ大統領を迎えた米中首脳会談は国内外に威信を示す絶好の機会。中国共産党機関紙・人民日報の電子版は「世界の二大エコノミーであり、国連安保理常任理事国でもある中米は世界の平和・安定の維持、世界の発展・繁栄の促進において広範な利益を共有し、特殊で重要な責任を担っている」と、その意義を強調した
>それにもかかわらず、朝鮮半島問題では北朝鮮の核保有を認めず、「完全かつ検証ができる非核化」の実現で合意するにとどまった。実現に向けても「圧力」のトランプ大統領と「対話」の習主席の溝は埋まらなかった
>これについて、朝鮮日報は「期待外れの米中首脳会談」との社説を掲載。「今回の米中首脳会談は、習主席が中国共産党大会で一人体制の基盤を確保した直後に行われたため、北朝鮮の核問題についても『何らかの突破口が開かれるのでは』といった期待もあった。ところが中国は『何があっても北朝鮮政権の崩壊だけは避けたい』とする基本的な立場に変化はなかった。核兵器の廃棄や北朝鮮住民の生活を向上させるようないかなる行動も中国は考えていないのだ」と習主席を非難した
中央日報も社説で「トランプ米大統領の韓日中3カ国歴訪の完結版として関心を集めた米中首脳会談は無難な結果につながったが、一方で多少物足りないところも残した。北朝鮮の挑発意志を断念させるような強力なメッセージは共同会見から出なかったためだ」と指摘。「北朝鮮の核・ミサイルという火種を取り除かない場合、いつでも米中両国はもちろん、韓国と日本をはじめとする世界全体に悪夢になり得るという事実を米中両国首脳は忘れてはならない」と訴えた
東亜日報は社説で「米中首脳会談を見ると、自国の利益を優先する強国のパワーゲームとその前で弱くならざるを得ない韓国の力の限界を痛感する」と言及。「強国の力と金、国益優先主義が絡み合った米中日の巨大なチェス版で、北朝鮮核問題が道に迷わないよう、われわれの決意を固めなければならない」と論じた
>一方、ハンギョレ新聞は「米中の“裏面合意”に神経とがらせる韓国政府」と報道。「一部の専門家は中国が今後の対北朝鮮特使派遣などを念頭に置いて米国側と事前に意見を交換した可能性もあるとみている」と伝えた


韓国が米中会談に何を期待していたのか知らないが、そもそもあの国は「半島問題は韓国抜きでは進めてはならない。韓国が主導権を握る」と啖呵を切っていたのではなかったか。

それが右から左までマスコミの論調はほぼ「米中頼み」の事大主義丸出しである。韓国としての主張やグランドデザイン、マスタープランといったものさえ示していない。ひたすらに「両大国の責任」を問うばかりである。これで「当事者」「主導者」と言えるのか。

朝野全体がこの調子だから「大国」に翻弄され付け込まれてきたのではなかったか。「歴史に学んでいない」のはどこよりも韓国であろう。隣で見ていて実に見苦しい。中露どこでもいいから早く正式に属国化してしまえと言いたい。
posted by 三四郎 at 08:30| 千葉 ☀| Comment(2) | 管理人よりお知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする