2013年03月13日

原発技術の継承を

震災以降全ての原発が停止し、活断層調査もあって再稼働の見込みが立たない日本だが、その技術そのものは海外で高い評価を受けているようで、英国からも日本の原発への視察が組まれ関心が高まっているらしい(産経電子版)

英国のジョーンズ・ウェールズ地方担当相は、14日から訪日するのを前に産経新聞などに対し、日本の原発とその建設技術に高い関心を寄せており、青森県大間町で建設中の大間原発の視察が最重要目的であることを明らかにした
>英西部のウェールズ地方では、日立製作所が新型原発の建設を計画しており、「大間での手法と構造を学び、(ウェールズにも)取り入れたい」と語った
>日本には2日間滞在。フィリピンとベトナム、香港も訪問する予定という


このところ日本国内では反原発派から攻撃され旗色が悪いが、海外の目は冷静である。

そもそも大規模インフラ建設は多大のリスクと無縁ではないが、これを克服する技術は多分に経験工学的である。自然災害が多発し、今回世界的に例を見ない地震と津波に襲われた日本の原発は、その分野で一段と多くの知見を蓄えたことになる。この一事をとっても、多国に比べ一日の長がある。諸外国が注目するのは必然であろう。

日本は今回の災害で萎縮することなく、原発技術の継承と発展にリソースを投入すべきだろう。それは国内のエネルギー需給緩和対策、海外へのビジネス展開に加え、再稼働不可の原発を安全に廃炉に導く技術開発の必要性の3点から必須の施策と考える。

いずれも日本の国造りに欠かせないものであり、依然原子力が日本の国運を左右する分野であることには違いないのだ。優秀な若者が誇りを持って研究と実務に携われる政策推進を政府には求めたい。
posted by 三四郎 at 22:27| 千葉 ☀| Comment(2) | TrackBack(1) | 政治・経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 電力生産に関する業界の合従連衡が進捗し始めていますね。 先ず、火発部門で、GEと東芝が、三菱重工と日立が、共同事業を始めるそうです。 亦、原子力は別に、GEは日立と、東芝は勿論ウェスチングハゥスと、三菱重工はアレバ(仏)と組む話が進行中だそうです。

 原子力は、既に「日本の技術」を世界が買いに来ている状況ですが、何れ、問題になる、プルトニウムを初めとする放射性廃棄物対策を早く進捗させないと、一挙に逆転される可能性も潜在してますね。 インド辺りが不気味なんですがね。

 火発は、シェールガス、メタンハイドレードの産出が実現する目途が立っていますから、立地制限、運転制限の大きい原発による発電量のバランスを補うものとして需要が広がり、1プラントあたりの発電量も大きくなるでしょうね。

 私がやっている内燃火発は、残念ながら、大規模発電の分野では、コンバインドサイクル発電の燃焼効率60%に太刀打ちできません(最高49%)ので、オンサイトのコージェネ部門で生き延びる他はない様です。 
Posted by ナポレオン・ソロ at 2013年03月14日 15:52
ソロさん、おはようございます。

>プルトニウムを初めとする放射性廃棄物対策を早く進捗させないと、一挙に逆転される可能性も潜在

原発の最大の課題がこれですよね。逆に言えば、この課題をクリアする技術を確立した国こそ、エネルギーに対し絶対的なアドバンテージを持つことになる。国策として有為な人材確保が求められます。

>私がやっている内燃火発は、残念ながら、大規模発電の分野では、コンバインドサイクル発電の燃焼効率60%に太刀打ちできません(最高49%)ので、オンサイトのコージェネ部門で生き延びる他はない様

電力の地産地消が大きな潮流となっており、今後DRも拡大していくはずです。電力完全自由化と市街地エリアでのエネルギー流通が一般化すれば、熱需要までカバーできるコージェネへの注目度はますます上がると思っています。
Posted by 三四郎 at 2013年03月16日 09:46
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