大韓航空の副社長が自社機のファーストクラスに乗り合わせ、そのサービスが「マニュアル通りでない」として責任者を叱責、降機させて出発時刻を遅延させたニュースは、聞けば聞くほど「韓国らしい」と言うしかないものだ(読売電子版)。
>大韓航空の趙顕娥(チョヒョナ)前副社長(40)が乗った同社機で乗務員のナッツの出し方を叱責され、同機から降ろされたサービス責任者の男性が12日、韓国の公共放送KBSのインタビューに応じた
>男性は、機内サービスの指針が入ったケースの角で趙氏に手の甲を数回突かれて負傷したと証言。大韓航空の関係者が「罵声を浴びておらず、自分の判断で飛行機を降りた」などと、虚偽の供述をするよう強要したと主張した。一方、趙氏は同日夜、韓国の記者団に対し、「初めて聞いた話だ」と否定した
大韓航空と言えば韓国のナショナル・エアライン、日本で言うJALのようなものだろう。それが会長の娘が弱冠40歳にして副社長という地位にあるという事実にまず驚いた。いかに有能な人材だったとしても、一国を代表する企業であれば、縁故や情実で人事が行われることはあってはならない。
今回、件の副社長はその地位にふさわしい人材でないことを自ら証明してしまったわけであれば、結局「適材適所」などではなく、前近代的な縁故人事ゆえの弊害だったことになる。企業は社会の公器という認識が、これだけの会社でも無かったということである。
それから上記の記事である。サービス責任者と前副社長の証言が全く正反対、どちらかがウソをついているわけだが、虚偽の供述を強要するなどは、産経元支局長へ「穏便に済ませてやるから謝罪しろ」という検察の圧力や、日本の水泳選手の「窃盗事件」で警察が「認めなければ出国できない」とか脅しともとれる聴取をしたとかいう話と考え合わせると、あの国なら普通にやりそうなことだと思う。
セウォル号事故といい、今回の「ナッツ事件」といい、今年は韓国と言う国柄、社会の構造的な問題を象徴する事故、事件が多い一年だったように思う。しかし油断できないのは、まだ今年は半月残っていることだ。何が起こるか、予想の斜め上を行く国ではあるが、願わくば日本に絡まないことを望むばかりだ。
2014年12月14日
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件の女性を庇うわけではないが、40歳で副社長の地位や職責をこなすのは、普通に考えてカナリ重荷であろう。 相手は、ケンチャナヨ精神バリバリの朝鮮人たちである、彼らが放棄やマニュアルをまともに守るとは、とても思えないからだww。
それ程、大韓航空には人材が居ない、と云う事なら、大韓航空の失態続きの原因は、正に其処にあると云ってよいだろう。 安いからと云って選択するには、万が一の時に死亡率が90%を超す航空機は不適だと思う。
況や、航空機の特殊性、世界的な順法精神が要求されている事が理解できない人物が、副社長を務める様な航空会社に、自分の命を預ける度胸には畏れ入る。
私なら、この航空会社だけには乗りたくない。
>私なら、この航空会社だけには乗りたくない
全く同感です。しかし私は社用でソウルに7回も行かされ、うち3回はKAL便でした。まあ後の4回はアシアナでしたからあまり変わりません。
乗らないこと、そのためには行かないことが一番なんですが。