2015年08月28日

村山氏の資格

中国の「抗日戦争勝利70周年記念式典」には49ヶ国が何らかの形で参加するらしい(読売電子版)

>中国政府は25日、9月3日に北京で開く「抗日戦争勝利70年」の記念式典に49か国が参加し、ロシアのプーチン大統領や韓国の朴槿恵大統領ら計30か国の国家元首・政府首脳級が出席すると発表した
>首脳級の参加は、中国と関係の深いアジア、アフリカの友好国が中心で、中露以外の国連安全保障理事会常任理事国である米英仏や日本は出席を見送った
首脳級の参加は外交的に蜜月関係にあるロシア、韓国のほか、中露と「上海協力機構」を構成するカザフスタンなど中央アジア4か国、ミャンマー、パキスタンなど伝統的友好国、南アフリカやアルゼンチンなど経済を中心に中国と親交を深める国が目立った。北朝鮮からは、金正恩第1書記の側近とされる崔竜海・朝鮮労働党書記が参加するとした
>30か国以外の19か国からは「政府代表」が出席し、フランスやイタリア、インドなどは閣僚級を派遣、英国は首相特使として元閣僚を参加させる。このほか、国際・地域機関からは、国連の潘基文事務総長ら10人が出席。米国やドイツ、カナダ、欧州連合(EU)からは中国駐在の外交使節が参加するとした。日本からは、村山元首相が出席するとしている


いろいろと突っ込みどころ満載のニュースだ。特に俺が注目したいのは2点。

第二位から言えば、本来日米と軍事的協力関係にあり、米国の同盟国でもあるはずの韓国が朴大統領という国家元首の参加とする一方、中国とは強固な政治的軍事的経済的盟友関係にあるはずの北朝鮮が「側近」とはいえ代理派遣であるということ。朝鮮半島を巡るパワーバランスの微妙な変化が感じられる。

筆頭は「日本から村山元首相が出席」というところだ。

安倍首相が出席を見送ったこの式典、表向きの理由はともかく、「抗日戦争」が中共のプロパガンダの場であることが本質だろう。そういう場に村山氏はどういう資格で出席するのか記事は書いていない。

政府の依頼に基づくものとも思えない。もし公式な「代理派遣」であれば村山氏よりも近い世代で年齢的にも無理のない首相経験者が適任だと思うのが自然だ。それがなぜ村山氏なのか。

もし村山氏自身の意思もしくは政治的に近い組織による派遣であれば、これは「元首相」の肩書を中共のプロパガンダに提供する売国的行為と言えるのではなかろうか。たとえ本人が「私人」と言い募ったとしても、「元首相」は事実である以上中共はこれを利用し喧伝するはずだ。

そうなれば日本は政府として参加を見送った友好関係に資するところの無い反日行事に、自らこれを反故にして参加することになり、国際社会に誤ったメッセージと不可解な国としてのイメージを与えることになる。

マスコミもさらっと「日本から」と書き流しているが、その認識の甘さ、意識の低さに改めて呆れるばかりだ。
posted by 三四郎 at 08:46| 千葉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 政治・経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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