2015年10月24日

偽りの不偏不党

NHKの受信料問題については、その番組内容の偏向姿勢が絡みながら予てより議論が絶えないところだ。そんな中で自民党が受信料義務化を検討する提言をまとめ、これを受け総務省は近く有識者検討会初会合を開くという(読売電子版)

>総務省は23日、NHK受信料の問題など、放送を巡る課題を議論する有識者検討会の初会合を11月2日に開くと発表した
自民党の小委員会が9月、NHK受信料の支払い義務化を検討するよう求める提言をまとめており、検討会も義務化の是非を含め、受信料の公平な負担のあり方を議論する。来年6月をめどに結論をまとめる


これから議論を開始するということなので行方を見守りたいところだが、自民党の提言が「自由化の検討」でなく「義務化の検討」というところに何やら「結論ありき」になりそうな危惧を覚える。

世界的にネット社会となり、通信と放送の垣根が低まりつつあるなかで、多様なメディアが多様なコンテンツを提供する時代だ。特に優良な、あるいは人気の高いコンテンツには課金されるしくみが定着化している。

しかしそれは見る側に選択権があることが大前提で、見たくもないコンテンツに金を出して見る暇人はいない。例外は精々がマーケティングや研究のため、要は業務と割り切って視聴するケースだろう。

そう考えるとこの時代に、TV受像機を持っているという理由だけで特定のチャンネルに対し視聴料を義務的に収めさせるなど時代錯誤なしくみとしか言いようがない。あるいは視聴者の権利である選択の自由を奪う暴挙と言っていいのではないか。

今検討すべきはNHK受信料の義務化ではなく自由化であり、そのための技術論や法人としてのNHKの経営のあり方ではないか。

持論だが、NHKのような曖昧な法人格は廃止、組織は解体し純民間会社に改組、また別に国営放送として日本の立場を広報する局を開局し国税を充てるほうがすっきりすると考える。

金を払ってまで偽りの不偏不党に付き合う気はない。それだけだ。
posted by 三四郎 at 13:53| 千葉 🌁| Comment(2) | TrackBack(0) | 社会・教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
受信料の義務化を俎上に上げる自民党議員って、その実何を考えているのか分りませんね。 もし、その延長にNHKと言う曖昧な法的保護を受け続けて来た、組織の見直し、もしくは解体が含まれているとしたら、正攻法のやり方ではないかとも思われるからです。

 年間7千億円に上るという受信料徴収権は、既に、法的な支持を得ているわけで、これを覆すとなると、@徴収する初期の大義名分を既に達成して、時代にそぐわない Aその活動に国益に背く行為が多く、有害さが目立つ B運営上に違法行為があって、刑事罰の対象者が組織中にいる C国家と国民を繋ぎ、国家により発信された情報を、余す処なく正確にかつ迅速に伝えて行く義務を履行できていない D大半の国民に反国家的組織であると認識されている・・etc

 と言う現実の発覚や国民の認識が挙げられましょうが、一体誰がその集計を行うのかと言えば、NHK自身やその関係団体だったりするのは、「丸く収めようとする」日本の政府がよくやって来た過ちです。

 国民にとって一番の問題は、伝えられない情報の取捨選択を、一体誰がやって居るのか? と言う事です。 民法などは、あからさまに、自身の企業の私利私欲を基準にしているのですが、NHKもそうであるとすれば、Dの反国家行為に該当するのですから、即時に放送中止〜解体への準備をしなくてはなりませんが、その先、NHKに代わって、一体誰が国民の耳目役を務めるのかという問題にいきなり直面するのです。

 考えてみれば、先に挙げた@〜Dも、私の勝手な考えに基づくもので、実際にそういう規範が存在し、規範に背いた場合に、一体誰に拠って、如何なるタイミングで執行される構造になって居るのか疑問です。

 つまり、この問題は、先ず、NHKという組織そのものを俎上に挙げる事が先決なのです。 それには、先ず受信料が法的背景に拠って支持されている現実が、放送開始後60年近く経った今も妥当なのかドゥかを論議にしなくてはいけません。 受信料自体には法的な支持はあっても、明確に法的に決められているのではない可能性が高いからです。

 ちょっと面白い展開が期待できそうですね。
Posted by ナポレオン・ソロ at 2015年10月24日 15:15
そろさん、こんばんは。

自民党の提言がそのような深謀遠慮によるものであればいいと思います。確かにまずNHKという組織体の現状を議論の俎上に上げることが必要ですから、今後の展開には期待を込めて見守りたいものです。
Posted by 三四郎 at 2015年10月24日 17:51
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