2016年03月19日

賢明な判断を

安倍首相は消費税の再増税を先送りすることを検討するという(読売電子版)

安倍首相は、2017年4月からの消費税率10%への引き上げについて、景気の足踏み状態が続いた場合には先送りする方向で検討を始めた
>世界経済が減速する中、増税は想定以上の景気悪化を招くと考えたためだ。5月26〜27日の主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)前後に最終判断する。首相は増税を先送りする場合、衆院を解散し、7月10日投開票の日程で「衆参同日選」に踏み切ることも視野に入れている
>増税の延期は1〜2年間で検討している。首相は秋の臨時国会での法改正を想定している
>首相は「リーマン・ショックや大震災のような重大な事態」に増税を先送りする方針を示してきたが、世界経済の悪化が見込まれる場合にも選択肢を広げた形だ。5月に明らかになる16年1〜3月期の国内総生産(GDP)速報値や、先進7か国財務相・中央銀行総裁会議(5月20、21日)と伊勢志摩サミットの状況などを踏まえて判断する


中国経済の減速や原油安、それに足元の円高傾向と、このところの日本経済にはアゲンストが吹いてきている。

実際、有効求人倍率も高水準を維持し、大卒予定者の就職内定率が5年連続で前年を上回るとはいえ、今年の春闘でのベア規模は昨年を下回っている。日本経済はまだまだ回復途上であり、ここで腰折れさせるわけにはいかない。況してそれが「増税」による政策の過ちに起因するようなことはあってはならない。

「財政再建」は景気回復による民力の復活があって初めて意味を持つ。国民生活が疲弊するなかで、ひとり国家財政のみを健全化するなどは財務官僚の願望の域に留まらせるべき「倒錯」で、政治家のとるべき道ではない。

俺は現在の安倍政権を支持しているし、現状では仮に消費税再増税したとしても、外交・安保・改憲の観点から消去法で安倍政権を選択するだろうが、おそらく大いに失望することになる。

俺のような保守・中道の支持層は少なくないと思う。それを安倍首相はおそらく感じ取っていると思う。スティグリッツ氏がこのタイミングで増税反対論を述べたことは政治的な布石だろう。

安倍首相にはぜひ賢明な判断をお願いしたい。
posted by 三四郎 at 16:51| 千葉 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | 政治・経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
>>スティグリッツ氏がこのタイミングで増税反対論を述べたことは政治的な布石だろう。
 その前のクルーグマンにしても、安倍さんは、増税をやめる合理的な理由=援護射撃がほしかったんでしょう。 

 まぁ、元々、「リーマンショック並みの経済的ハプニングが起これば・・」と断っていましたが、この1〜2年は、世界中が騒然とし始めてニュースは、テロと朝鮮の暴走ばかり。 

 これでは、何時戦争が始まってもおかしくない緊迫した状況にありますから、極東に限らず一旦大規模な戦争でも始まれば、増税処ではなくなる。

 そんな情勢では、臨機応変の体制こそ必要なので、財務省が計画している計画的な増税は、無謀と考えるべきだろう。

 次に来る不況は、欧州を完全に破壊する恐れがあるし、原油安が続けばロシアも資源輸出国としては、限界を迎える可能性は高い。 さらに、欧州の不況の原因となっている共産シナの経済不振は、経済破綻から政治破綻へと進行する可能性が高く、亦、領土侵略という禁じ手を使っているのでは、先進国家に味方はいなくなるだろう。

 云わば、現体制の崩壊とも言うべき現象が起こる可能性があるのだから、日本は内外とも引き締めて、何事も緊張感を以て、事に当たらねばならないと思います。
Posted by ナポレオン・ソロ at 2016年03月20日 11:41
ソロさん、こんばんは。

>そんな情勢では、臨機応変の体制こそ必要なので、財務省が計画している計画的な増税は、無謀と考えるべきだろう

同感です。こんな時期の財政再建優先主義は、病み上がりの病人に「体力をつけろ」と寒中水泳させるようなものでしょう。

麻生財務相は立場上、増税を言わざるを得ないかもしれませんが、安倍首相には道を誤ってほしくないものです。
Posted by 三四郎 at 2016年03月20日 21:38
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