2016年06月12日

火傷せぬうちに

国を挙げて「高速鉄道輸出」に邁進する中国。インドネシアでは受注寸前の日本からかっさらっていったのは記憶に新しい。しかし世界の其処彼処でプロジェクトが頓挫している。仁義なきやり方で受注を獲得しても、技術もノウハウも未熟な実態が露呈しているわけだ。

ここにきてようやく米国も危機感を抱いたのか、ラスベガス−ロサンゼルス間の米中合弁事業を解消することにしたらしい(読売電子版)

中国が米国で手がける初の高速鉄道として注目された米西部のネバダ州ラスベガスとカリフォルニア州ロサンゼルスを結ぶ全長370キロの高速鉄道の建設計画について、米側の事業者が中国企業連合との合弁を解消し、頓挫したことがわかった
>同路線は昨年9月、中国の習近平国家主席の訪米直前に、米エクスプレス・ウエスト社と中国国有企業「中国鉄路総公司」が率いる中国企業連合の合弁事業として推進することで合意していた。今年9月にも着工予定だった
>だが、エクスプレス社は今月8日、合弁解消を発表中国企業連合による認可取得が難しく、工事に遅れが生じることなどを理由としており、米連邦政府が高速鉄道車両の「米国内での生産」を求めていることも障害だと指摘した
>中国企業連合は10日、一方的な合弁解消は「無責任であり、反対」とする声明を国営新華社通信を通じて発表した


冷静に考えてみれば、そもそも事故を起こした車両を地面に埋めるような国の技術に、利用者・国民の命を預けられるわけがない。一時の利権や賄賂で得る利益以上の損失につながる可能性もある。内外での中国の仕事ぶりに米国企業が不安を抱いたのではないか。

何につけ「一方的で無責任」なのは中国のお家芸だ。もっと国家・企業として信頼するに足る実績を中国国内で積み上げてから出直してくるべきだろう。
posted by 三四郎 at 16:55| 千葉 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 政治・経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 350qなら、「1時間余りで行ける距離」をうたい文句にするつもりだろうが、「殆ど、真直ぐしか走れないし、勾配もこなせない」事が明らかになれば、そりゃあ、2の足を踏むのは当然。 時速300q/hで脱線したら、旅客機墜落どころではなく、膨大な死者が予想される。いかな無謀で知られる米国でも、その恐怖は、数字の上だけでも、インパクトは十分だろう。

 安全とお金は比例する事位、嘗ての原子力発電事業の失敗で、分って居る筈。 そのネガティブな結果の規模が、判らないから、契約を検討したのだろうが、早く気が着いてよかった。 と云う他は無い。

 シナ製スペックのいい加減さを読み取れる能力こそ、管理者として真に求められる能力である事を、米国は認識を新たにすべきであろう。

 真直ぐしか走れないのは、シナで走って居る新幹線に乗ってみれば直ぐに判る事だろうと、実際に乗車した人間に聴いた。 インドネシアの新幹線のプロジェクトが止まって居るのも、標高差2000mのバンドン〜ジャカルタ間を、安全に走るには高速のカーブ運行が必要だが、其れを克服する技術が無いが故である事は、ちょっと考えて看れば分る。

 経済性の裏には必ず、それなりの理由がある事位、予想できなくて何処が合理的なのかわからないのだから、この計画頓挫は、当然であると云えよう。
Posted by ナポレオン・ソロ at 2016年06月13日 13:48
ソロさん、おはようございます。

むしろ米企業が一度は合弁事業に傾いていたということが驚きです。そこまで技術の本質を見抜く目がなかったのかと。

素人を騙して安さで釣っていい加減な工事をしておいて逃げ切る。いかにもあの国のやりそうなことです。
Posted by 三四郎 at 2016年06月19日 09:48
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