2017年04月16日

反面教材

ヒトラーが著してナチス思想の聖典となった「わが闘争」について、政府は「有益適切なものである限り」、「校長や学校設置者の責任と判断で使用できる」との見解を示したという(時事電子版)

>政府は14日の持ち回り閣議で、ナチス・ドイツの独裁者ヒトラーの自伝的著書「わが闘争」の教材使用について、「教育基本法等の趣旨に従っていること等の留意事項を踏まえた有益適切なものである限り、校長や学校設置者の責任と判断で使用できる」とする答弁書を決定した。民進党の宮崎岳志氏の質問主意書に答えた
>答弁書では、「同書の一部を引用した教材を使用して、執筆当時の歴史的な背景を考察させる授業が行われている例がある」と紹介。その上で、「仮に人種に基づく差別を助長させる形で使用するならば、同法等の趣旨に合致せず、不適切であることは明らかだ」と指摘し、そうした指導があった場合は「所轄庁や設置者において厳正に対処すべきものだ」としている


このニュースを受けて、サヨク界隈、反安倍人士は「安倍政権の暴走」「教育勅語容認に続く暴挙」的なニュアンスで受け止め拡散している

だがちょっと待ってほしい。

上の時事の記事にもあるとおり、「人種差別を助長する形での使用」については不適切であり「厳正に対処すべき」と明言している。

つまりは歴史的な「負の遺産」を正しく研究し考察を加えて未来に同じ過ちを繰り返さないための「反面教材」としての使用ならば良し、としているにすぎず、極めて常識的回答ではなかろうか。

俺から見れば、この質問主意書を提出した民進党議員もサヨク界隈も、安倍政権に「戦争屋」「極右」というレッテルを貼りたいがために何とか極端な事例を持ち出して牽強付会的に印象操作をしてるとしか思えない。

そんなことはもうとっくに、国民に見透かされており、それが政権や各党の支持率として如実に表れているのだと、どうして思い至らないのだろうか。

この野党の体たらくこそ、今の日本の悲劇である。
posted by 三四郎 at 17:55| 千葉 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | 社会・教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ヒトラーの取扱いは、ユダヤ系の人権団体などまで持ち出されてしまうと対応に苦慮することになりそうですが、実際にはドイツでも見直しが為されているみたいですね。ドイツで百貨店で軍服の展示をしたらやはり中止になったとの事でしたが、一方で、「何故、そんな状況になってしまったのか?」を考える機会を摘んでしまっているように思えます。実際に「わが闘争」あたりは反面教師としてしか使いようがなさそうな内容だった記憶があります。
Posted by メロンぱんち at 2017年04月16日 21:43
メロンぱんちさん、おはようございます。

>「何故、そんな状況になってしまったのか?」を考える機会を摘んでしまっているように思えます

私も特にそこを強調したいのです。何といってもあれだけ悲惨な大戦を引き起こした人物の思考の跡ですから。これ以上の一次資料はありません。

「臭い物に蓋をする」的な教育になっては元も子もありませんね。
Posted by 三四郎 at 2017年04月22日 10:04
ナチに関するものは全てイカン!という思考は、今はやりのポリティカルコレクトネスから見て、逆思想を排する態度です。言論・表現の制約を強要。
米国ではメリークリスマスという挨拶は偏った思想だからイカン!というキチガイ思想と同様に。

昔の時代劇をテレビで見ていると、内容に不適切な表現があるが当時の時代のままに放映しました、という断りが出る場合があります。今ならポリコレに引っかかるが昔は自然な表現だったという話です。

「わが闘争」は時代が発した思想です。ヒトラー1人の専売特許ではない。歴史認識がドウタラというからには、当時の常識に沿って学ぶべきです。

それにしてもユダヤ人って・・・。それに付和雷同する諸国民って・・・。
Posted by 相模 at 2017年04月24日 18:54
相模さん、こんにちは。

>「わが闘争」は時代が発した思想です。ヒトラー1人の専売特許ではない

そのとおりだと思います。

もともとナチズムが生まれるにあたって初めから「我が闘争」があったわけではなく、時代がナチズムを生み、一つの書物として具現化したに過ぎないと思います。

ナチズムを生む土壌は時代にあり、時代は人間が作るものであれば、ナチズムの萌芽は常に人間精神の奥底に眠っているものだと思います。

臭いものに蓋の発想では本質をつかむことができず、結局無防備のうちに時代を繰り返すばかりだと思います。
Posted by 三四郎 at 2017年04月29日 12:04
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