2017年10月08日

国難野党

衆院選に向け野党各党が「打倒安倍」を前面に押し出し「アベが国難」と囃している。しかしその主張、どれも「おまいう」でしかない(時事電子版)

>◇右か左かではない
立憲民主党・枝野幸男代表(東京・JR新橋駅前で演説) 右か左かという古いイデオロギーの戦いではない。民主主義と立憲主義を前に進める。国民の声を聞かない間違った民主主義ではなくて、草の根からの国民の声に基づく民主主義を立て直す第一歩にする戦いだ
>◇首相の解散判断が国難
民進党・蓮舫前代表(高知市の集会で) 国難突破解散と(安倍晋三)首相は言った。耳を疑った。今の国難、まさに北朝鮮、安全保障。そうであればこそ国会を開いて審議するのがまさに民主主義ではないだろうか。選挙をやっているときにミサイルを撃ち込まれたらどうするのか。首相の判断そのものが国難だと言わざるを得ない
>◇自・希の違いは受動喫煙
共産党・志位和夫委員長(東京・JR新橋駅前で演説) 自民党と希望の党には違いがない。希望は安全保障法制容認、9条含む憲法改定、原発再稼働容認。きのうの討論会で小池百合子代表に「自民党との違いは何ですか」と聞いたら、「受動喫煙の問題です」と。どっちが勝っても日本政治は良くならない。自公と補完勢力に負けるわけにはいかない


「モリカケ」という言いがかりもどきのスキャンダルで国会を空転させ、政権の足を引っ張ることのみに汲々としてきた野党に「国民の声を聴け」だの「今の国難、まさに北朝鮮、安全保障」などという資格はない。

どの野党も「反対のための反対」の域を出ず、現実を見据えた具体的で実効性のある政策提言が全く聞こえてこない。これで自らが政権を執ったら「日本はよくなる」と本気で考えているのだろうか。もはや「反アベ教」という名の宗教である。

まもなく選挙公示を迎える。誰が何を言い、何事を成してきたか、何が日本を混乱させ誰がこの国をどこに導こうとしているのか、国民は括目して備えるときだ。
posted by 三四郎 at 18:34| 千葉 ☀| Comment(2) | 政治・経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月07日

幻惑公約

希望の党の小池代表は衆院選での公約として自らの経済政策を「ユリノミクス」と称しているそうだ(読売電子版)

>希望の党は6日発表の衆院選公約で、小池代表(東京都知事)の名前の「百合子」からとった経済政策「ユリノミクス」を提唱した
>党関係者によると、公約原案では、「コイケノミクス」となっていたが、小池氏は、ソフトな響きがあるとして、「ユリノミクス」への変更を指示したという
>安倍首相の経済政策「アベノミクス」に対抗したもので、通勤ラッシュを緩和する「時差ビズ」のような働き方改革などを掲げる
>また小池氏は6日、衆院選勝利の験担ぎのため、「断酒」をしていることを記者団に明らかにした。先週から始め、22日の投開票日まで続けるという
>小池氏は、自身が事実上率いる地域政党「都民ファーストの会」が大勝した7月の都議選の際も「断酒」していた


「時差ビズ」はかつて自らが広告塔となった「クールビズ」と語呂を合わせて「受け」を狙った臭いが強い。

こんなものを例に挙げるこの記事も大概だが、もっと大きな視点で見れば「消費税増税凍結」を謳う一方で「ベーシックインカム」を掲げているところに、かつての民主党にも通じる耳障りだけ良くて財源無視のバラマキ政策を、性懲りもなく引っ張り出してきたという印象しかない。

で、何を当てにしているかと思いきや、大企業の300兆円にも及ぶ内部留保金に課税し、これを吐き出させることで「経済活性化」の相乗効果を狙う、というもののようだ。

内部留保金を積み上げて成長への投資や従業員、顧客への還元に回さない、委縮した経営姿勢は批判される余地があるが、民間の経済活動の成果は基本的に民間が主体的に活用すべきものだ。そこへの課税強化は企業活動をますます委縮させ、彼らを日本から脱出させることに繋がりはしないか。

そもそも「ベーシックインカム」には貧困層を無くすという名分を付けているが、働いていてもいなくても最低限の収入が保障される社会では必ずこれに頼り、「働けるのに働かない」層が出てくると俺は思う。

貧困化の救済に「セーフティネット」は必要だが、その前提として国民に自立自助を促すことが健全な国家基盤の構築には必須ではないか。

さすが民進党議員が大挙して合流した党だけのことはある。何やらとても苦い既視感を覚える政策だ。「ユリノミクス」という甘美なネーミングに幻惑されることは選挙民として避けたいものだ。
posted by 三四郎 at 09:08| 千葉 ☔| Comment(2) | 政治・経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月01日

口先番長

民進党の前原代表は、よく「口先番長」と揶揄されることがある。

関係者に根回しもせず裏付けもとらず威勢よく理想を語るが、各方面から反発を招くか齟齬をきたして尻すぼみになる。説明を求められた利責任を問われると「そんな意味で言ったわけではない」と逃げを打つ。

今回の選挙における民進党の事実上の解党、希望の党への合流を巡る動きはまさにその見本ではないか。

「候補者全員が希望の公認を得る」ような発言を本人はしているが、希望の小池代表は「選別する」「全員を公認する気はさらさらない」と身も蓋もない。結果、左派・似非リベラルが切り捨てられ排除される雰囲気となっている。民進党は「阿鼻叫喚」の状態で、前原代表への不信感が高まっているという(@niftyニュース/読売)

>小池代表(東京都知事)率いる希望の党から「排除の論理」を突きつけられた民進党
憲法観や安全保障政策で肌合いが異なるリベラル系を中心に入党拒否されるとの観測が浮上し、動揺が広がっている。党内では、希望者全員の合流を約束した前原代表への不信感が高まっており、リベラル系が支持する枝野幸男代表代行に代表をすげ替えるという「解任論」も取りざたされている
>渦中の枝野氏は30日午後、松江市の宍道湖畔でマイクを握り、「前原代表を信じて、新しい箱の中で、我々が積み重ねてきた理念や政策を皆で実現する」と力を込めた。ただ、「色々な心配や思いはある」とも付け加え、揺れる胸中をのぞかせた。今後の身の振り方については、「地元の地方議員に一任いただいた。それ以上のことは何も決めていない」と記者団に語るにとどめた


「残り滓」となった左派・似非リベラル議員たちの今後は失職するか、社民あたりに潜り込むか、分裂し吹溜まりのような「新党」をつくるかの三択だろう。

まあ勝手にやってろという感じだが、こんな張りぼての無責任男か、過激派崩れの似非サヨクしか代表のなり手がいなかったところに民進党の本質が看取される。こういう政党に三年間も政権を預けてしまった選挙民は猛省すべきだろう。
posted by 三四郎 at 10:07| 千葉 ☀| Comment(2) | 政治・経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月30日

民進消滅

民進党は今回の総選挙を機に、事実上の解党に踏み切ったようだ。党公認の候補者は立てず、小池都知事率いる希望の党から公認を得て臨むという。

事実上の合流かと思いきや、「買い手」の小池氏は民進党出身者を「選別」するらしい(msnニュース/産経)

民進党内で憲法改正などに反対してきたリベラル派議員と支持者らに、動揺が広がっている。同党が合流を目指す「希望の党」が、政策が一致しなければ公認しないとの方針を打ち出したからだ。希望代表の小池百合子東京都知事が排除と絞り込みを強調する中、支持者からは希望入りへの賛否両論の声も上がっており、“踏み絵”を迫られたリベラル派議員らの決断が注目される
>「希望の党に公認を申請するかどうか、本人の結論がまだ出ていない」。民進党で神奈川12区から立候補を予定していた阿部知子氏(69)の地元、藤沢市にある事務所の男性秘書は29日、こう言って表情を硬くした
>かつて社民党で政審会長を務めた阿部氏は、平成24年衆院選の直前に同党を離党し、未来、みどりの風を経て26年に民主党入り。自身の政策として、憲法9条の堅持や安全保障法制反対を掲げている
>希望の細野豪志元環境相は公認に関し、「安保法制白紙撤回を言い続ける人は考え方として厳しい」との見解を示しており、阿部氏の政策が受け入れられるかどうか微妙だ
>秘書によれば阿部氏は現在、地元で支持者の意見を聞いており、決断は週明けになる見通しという
>長年、阿部氏を支持してきた藤沢市の自営業の男性(38)は「希望を選ぶと、護憲や安保法制反対を求める支持者は離れるかもしれない」と懸念する
>かつて民主党政権で厚労相も務めた長妻昭氏(57)=東京7区=も、去就が注目される一人。「ミスター年金」の異名を取り、近年も安保問題では、報道番組で「あくまでも個別的自衛権の範囲内で法整備を急ぐべきだ」との考え方を示してきた
>中野区にある地元事務所にはこの日、「民進党」の名前が入ったポスターなどが積み上げられていたが、どのような立場で衆院選に臨むのか足場は固まっていない。事務所関係者は「国政報告会なども予定しているが、有権者にどう説明するのかわからない」と言葉少なに語る
>これまで長妻氏の選挙に携わってきた男性(50)は「リベラルな姿勢を貫いてくれるのではないか」としつつ、「選挙に勝つには希望の名を借りるべきではないか…」と頭を抱えた
民進党幹事長代行の辻元清美氏(57)=大阪10区=は、さらに厳しい状況に追い込まれている
>27年7月の衆院平和安全法制特別委で、安保関連法案の採決に激しく抵抗し、「お願いだからやめて!」と涙声で詰め寄ったのが辻元氏だった。参院の採決でも、ハチマキ姿で傍聴席に登場。衛視に注意された“筋金入り”の反対派
>衆院解散から一夜明けたこの日、大阪府高槻市の地元事務所に辻元氏の姿はなく、スタッフ数人が選挙に備えて模様替えを進めていた。秘書によると、辻元氏のスケジュールは週末まで全てキャンセルされ、事務所でも動きを把握していないという
>一方、護憲派の論客で、希望への合流を決めた前原誠司代表と9月1日の民進党代表選で争った枝野幸男氏(53)=埼玉5区=は29日、地元・さいたま市内で行った街頭演説後、記者団に「党の公式見解に沿う」とだけ語り、具体的な身の振り方については口を閉ざした
>枝野氏に近い県議や市議なども、本人を気遣ってか言葉が少ない。同市内で同日に開かれた同党埼玉県連の常任幹事会でも重苦しい空気が漂った。会議後、姿を現した枝野氏は「コメントしない」と厳しい表情で話し、会場を後にした
>支持者らの声も分かれている。同市見沼区の主婦(71)は「政策を曲げずに無所属でも頑張ってほしい」。同市大宮区の無職男性(75)は「政権交代のために少しでも希望の党の議席を増やしてほしい」と話していた


民進党は「政策なき選挙互助会」というのが本質で、選挙に勝ち議員になることが目的化した連中の集まりというのが俺の認識だ。今回の選挙に限らず、これまで国民には「政権交代」だけは訴えるが具体的な中身のある政策、前向きな提言は聴いた試しがない。

特に今年の前半はひどいもので、「モリカケスキャンダル」で政権の足を引っ張り国会を空転させ、多大な国費を浪費してきた。

そんな無能集団がまさに消滅の危機に瀕し(事実上消滅しているも同然だが)混乱している。さながら太陽の下に晒された鵺たちが右往左往している図に重なる。

前原代表は必死に「実質的な合流」を叫ぶものの、小池氏は「無慈悲」に「踏み絵」を迫る。

そりゃそうだろう。しばしば安倍首相よりも「右」と評される小池氏である。「憲法」「安保」で相いれない議員を受け入れることは党の結束を乱す元凶だ。しかも「日本初の女性総理」を狙うとなれば、ここで下手を打ってババを掴みたくないというのが本音だろう。

そもそも民進党という政党が数多の転変を経ながら国民の信任を得られず、今日の体たらくとなったのも、左右入り乱れた思想信条の持ち主が寄り合った結果「決められない政治」に終始し、何ら見るべき成果を出せなかったことが大きい。

小池氏はさすが利に敏い政治家でその辺はよく学習している。「反アベ」だけを叫んで野合に走れば国民の支持を得られず、民進党に「乗り潰される」ことを理解しているのだろう。

野党再編で混迷の度が深まる政局だが、一つ言えることがある。それは「似非リベラルの終焉」ということだ。

今回の選挙での比例投票先について一つの調査があり、それによれば第一位が自民党、第二位が希望の党であるらしい(読売電子版)

>読売新聞社は、衆院が解散し、民進党が希望の党への合流を決めた直後の28日夕から29日にかけ、緊急全国世論調査を行った
>院比例選での投票先は、自民党が34%で最も多く、希望が19%で2番目だった。「10月10日公示・22日投開票」の衆院選は、自民と希望を対立軸とした「政権選択選挙」となりそうだ
>このほかの投票先は、公明党6%、共産党5%、日本維新の会2%などの順で、「決めていない」が25%だった。自民党が衆院選で圧勝した2014年の解散直後調査では、比例選投票先は自民党41%、民主党14%、公明党6%などの順だった。民進党は希望の党への合流を決めたため、比例投票先の調査対象には含めなかった


俺は予てより日本の「リベラル」は似非だと感じていた。そもそも「変革」を謳いながら時代に合わなくなった憲法を墨守する姿勢は字義的に矛盾する。

また変革を目指しつつも自らが拠って立つ国家の伝統や歴史を尊重し、誇りを持つことが政治家としてのリベラル派には必要条件と思う。そうでなければ「国益より党益・私益」に堕すしかない。

その意味では安倍首相や小池都知事のほうがまともな「リベラル」に思える。それらが支持される以上、まともでない「反対ありきの似非リベラル」は排除されるしかない。

とは言え、相当数の民進党出身者が希望の党に潜り込むことになる。彼らは自ら民進党を変革する気概も能力もなかった「互助会員」たちであり、この先どうせ碌な働きもできまい。小池氏自身にして都知事として建設的な成果を出しているわけではなく、国政復帰への踏み台として都知事をしてきたように見える。

今回の選挙、俺的には自民一択の選挙になりそうだ。
posted by 三四郎 at 08:53| 千葉 ☁| Comment(2) | 政治・経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月24日

印象宣伝

麻生副総理が朝鮮半島有事における「武装難民」対応に言及し、「警察で対応するのか。自衛隊、防衛出動か。射殺ですか。真剣に考えなければならない」と為政者として至極当然の問題提起をした。

そこに例によって歪曲報道をするメディアが読者に悪印象を植え付ける記事を書いている(msnニュース/朝日新聞デジタル)

>麻生太郎副総理は23日、宇都宮市内での講演で、朝鮮半島から大量の難民が日本に押し寄せる可能性に触れたうえで、「武装難民かもしれない。警察で対応するのか。自衛隊、防衛出動か。射殺ですか。真剣に考えなければならない」と語った
>麻生氏はシリアやイラクの難民の事例を挙げ、「向こうから日本に難民が押し寄せてくる。動力のないボートだって潮流に乗って間違いなく漂着する。10万人単位をどこに収容するのか」と指摘。さらに「向こうは武装しているかもしれない」としたうえで「防衛出動」に言及した
防衛出動は、日本が直接攻撃を受けるか、その明白な危険が切迫している「武力攻撃事態」などの際に認められており、難民対応は想定していない
麻生氏は先月、「少なくとも(政治家になる)動機は問わない。結果が大事だ。何百万人も殺しちゃったヒトラーは、いくら動機が正しくてもダメなんだ」と発言し、撤回していた


麻生氏の発言は有事に関する現行法の不備に対する正常な問題提起である。武装難民はテロリストと同義であり、一般の難民と同列視してはならない。相手の行動次第では当然射殺も想定しなければならない。

「難民」という言葉の下に一括りにして無条件に受け入れることこそ、日本国民の生命財産を危険にさらすことになる。

その認識があればこの麻生氏の発言を批判する余地などないことが分かるが、反政権・反日アサヒは例によってここから失点を引き出そうとしている。

最後の二行はこの件に関係ない過去の発言をネガティブに捉えたもので、今回の発言も麻生氏という政治家の「資質に基づく失言」というところに持っていこうとする意図がありありだ。

サヨク界隈ではSNSでさっそくこの発言を批判し拡散する頭の悪い連中が湧き出しているらしい。

もはや「報道」ともいえない「印象宣伝」しかしないような似非マスコミに、踊らされているのか、自ら踊って大衆を煽っているのか。選挙を前に前奏曲がやかましくなってきた。
posted by 三四郎 at 08:24| 千葉 ☁| Comment(4) | 政治・経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする