2012年11月25日

粋なリベンジ

中国政府は新旅券に一方的に周辺国領土を印刷して関係国の批判・抗議を浴びているが、インドは同国に査証申請された中国旅券に対して、インド領をデザインしたスタンプを押印して対抗するという(産経電子版/goo)

中国が新規に発行した旅券の地図やイラストに周辺国・地域が反発している問題で、この地図に印中間で領土問題となっている地域も中国領とされているとして、インド政府が対抗措置を取っていたことが24日、インド主要紙などの報道で明らかになった
>インドの対抗措置は、中国が新規に発行した旅券保持者によるインド査証(ビザ)取得の申請があった場合、インドが領土とする地図を押印した査証を発行するもの
>印中間ではインド北東部アルナチャルプラデシュ州と、同国北部カシミール地方で中国が実効支配するアクサイチンをめぐり、領有権の対立がある
>地元紙ヒンズーによると、中国の新旅券の地図は両地域を中国領として記している
>インド側は3〜4週間前にこの事実を把握し対応を検討。中国側には、このような状況が続けば両地域をインド領とする地図を押印した査証を発給すると伝えたというが、正式な抗議は行っていない。事態のエスカレートを避けたいとの配慮とみられる。同紙は「言葉より行動で示すほうが効果的」とインド側の対応を解説している


これは対抗措置としてはなかなか粋な対応と言える。言葉による抗議はもとより必要だが、中共には「蛙の面に小便」である。といって放置すれば「既成事実」が独り歩きするが、内外の問題山積の中、今は事態のエスカレートは望まないとなれば、同レベルの対応を行うという方法もある。

しかしインド旅券にインド領デザインを印刷して応酬するのもどこか子供じみたところがある。旅券のデザインが関係国に対するメッセージであれば、それに応えるには査証スタンプ以上に適したものはない。入国審査の窓口で全ての中国人が「これが俺の領土だ」と主張すれば即座に「それは認められない。ここまでだ」とインド側がやり返す構図である。

インドと言う国の強かさと外交センスを感じさせる一件だと思う。
posted by 三四郎 at 17:33| 千葉 ☀| Comment(2) | TrackBack(1) | 異文化 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月30日

出るも地獄、残るも地獄

一度は北朝鮮を脱北しながら、残してきた家族を人質に取られて帰国した元脱北者が、北朝鮮国営メディアで記者会見して韓国を非難しているという(読売電子版)。

>北朝鮮に戻った元脱北者の中年女性が、「韓国で脱北者は、卑しい仕事にしか就けない」などと韓国を非難する異例の記者会見を開いた
>韓国メディアは、女性が北朝鮮当局に脅迫され、韓国のイメージを悪化させ脱北を防止するため、無理やり会見させられた可能性を指摘している
>朝鮮中央通信によると、記者会見は28日に平壌で、中国やロシアの記者を招いて開かれた。女性は2006年から今年まで韓国で暮らしたと紹介され、「韓国の脱北者の自殺率は一般の5倍」などと主張。脱北の罪を許してくれた金正恩(キムジョンウン)第1書記への感謝を述べた。会見の模様は国営テレビやラジオで国内中継された
>韓国政府は女性が実際にソウルで暮らした元脱北者と確認した。30日付韓国紙・朝鮮日報によると、女性は、北朝鮮の秘密警察に当たる国家安全保衛部から4月、北朝鮮に残った息子が炭鉱で強制労働させられており、「戻らなければ殺す」と脅されていたという


もちろんこの会見は北朝鮮の国民への見せしめであり、政治的プロパガンダ以外の何物でもないだろう。しかし一抹の真実が含まれていることも否めないのではないか。

「同胞」とて異なる政治思想、体制の中で生きるうちに価値観も変容し周囲となじめず軋轢も生じよう。日本でも、中国残留日本人孤児や日系ブラジル人労働者に対する偏見から生じる悲劇も少なくない。まして韓国は排他的で外国人や在外同胞に対する差別傾向が強い。とりわけ在日韓国人や脱北者を蔑む傾向が強いときく。

生活水準の低いと考えられる北朝鮮の「同胞」に対して、韓国民は憐れみと優越感がないまぜになった感情を露わにしているのではないか。「卑しい仕事」が具体的に何を指すか不明だが、脱北者が何の特技も無い庶民であれば尚のこと、悪条件で酷使されるという事態もありそうなことだ。

まさに北朝鮮国民にとっては「出るも地獄、残るも地獄」というところだろう。気の毒ではあるが、そしていささか酷ではあるが、国民自身がこの状況を本当に変えたいと思い、立ち上がらない限りこれは続くしかない。プライドなき国民は内でも外でも虐げられ蔑まれるのがこの世界と知るべきだ。自戒を込めて。
posted by 三四郎 at 19:32| 千葉 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 異文化 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月03日

いたちごっこ

中国の危ない食品については当ブログでもいろいろと触れてきた。中国当局も意識だけはあるようで、危険な食品を販売すれば死刑も適用されるという、あの国らしい法改正もしてきたようだ。しかしそこは民族性か、カネ儲けの執念はすさまじく、人民は極刑さえ恐れず次々と「新商品」を「開発」しているらしい(時事電子版)

>新華社電によると、中国公安当局は3日までに、浙江省で食肉処理後の豚や牛の皮、内臓から油を抽出し、食用油原料として販売していた業者ら100人余りを摘発し、「地溝油」(どぶ油)約3200トンを押収した。油は上海、重慶両市や安徽省、江蘇省などの食用油メーカーに販売され、市場に出回っていた
>中国では、廃油を再利用した粗悪油の流通が「食の安全」を問う社会問題となっており、司法当局が2月、地溝油に絡んだ犯罪に最高で死刑を適用できると通知したばかり。動物の皮や内臓を使った今回のケースについて「新型の地溝油だ」としている


売る方も売る方だが、買うメーカーもメーカーだ。安く仕入れられれば「素性」は問わないのか。どうせ個人・零細企業なら検品のしくみさえないのだろう。安全・安心に対する意識、責任感の欠落は悲劇的の域に達している。ここまで来ると「商魂」というより何か人間的欠陥を感じてしまう。

ともあれ、どこまで続く当局と業者のいたちごっこか。こういう犯罪がなくならないのは、とりもなおさず表向き規制を強化し罰則を厳しくしても、根っからの人治主義だけに、役人のいいかげんな運用や汚職があふれているということではないか。

命惜しくばあの国の食品は遠ざけるにしくはない。もし出張にでも行ったなら、冒険心があっても「庶民の味」に触れるのはやめて、外国人向けで我慢することだろう。
posted by 三四郎 at 18:43| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | 異文化 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月15日

血は争えぬもの

韓国は売春が一大産業であり、売春接待も日常的に行われている「売春大国」であることは衆知の事実だが、ついに海外の現地自治体をも巻き込むレベルに達しているらしい(サーチナ)

>オーストラリアの在シドニー韓国領事館が、現地の区役所に売春に関わっている韓国人の情報を求める書簡を送ったことが、明らかになった。複数の韓国メディアが13日、伝えた
>韓国メディアは、在シドニー韓国領事館はキム・ジンス総領事の名義で現地の10カ所以上の区役所に「売春に関わっている韓国人の情報を知らせてほしい。必要ならば警察を派遣する」という書簡を送った。これを受けた各区役所は困惑しているようで、現地では騒ぎになっているという
>韓国外交通商部の関係者は「オーストラリアの合法的売春を否認しようとするのではなく、人身売買などと関連した不法売春を取り締まる必要があるという立場を伝達しただけ」と説明した
>韓国では昨年、「ワーキングホリデービザ」を悪用して、オーストラリアで売春に携わっている韓国人女性が1000人を上回るという報道が相次ぎ、同国政府は「遠征売春」を防ぐため、担当検事を派遣するなど取締りに努めている


自国の売春婦を摘発したいなら自国内でまず取り締まれ。勝手に海外渡航した先で売春業に精出している連中の情報を送れとは、現地行政にとっては傍迷惑な話だろう。どこまでも自己中な連中だ。

それにしてもワーホリを悪用してまで遠征売春する輩が豪州だけで1000人に上るなら、全世界では一体どれだけの数になるのやら、空恐ろしい。こういう連中の先祖の多くが、旧日本軍に随行して売春で稼いだ挙句、被害者面して補償を迫っているというわけだ。げに血は争えぬ。
posted by 三四郎 at 21:20| 千葉 🌁| Comment(0) | TrackBack(2) | 異文化 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月28日

自業自得の果て

韓国人と仕事や会話をしていると随所で「見栄」「外見」に拘る性向を感じる。例えばソウル市内を歩けばすぐ気付くが、およそ軽自動車や小型車をほとんど見かけない。ビルの駐車場は日本の「3ナンバー」クラスがほとんどだ。企業の職位で言えば、「課長」など平社員と同等で、日本で言う「係長・主任クラス」の扱いだ。吹けば飛ぶような個人企業でも「CEO」とか「理事」とか言う肩書が麗々しく名刺に印刷されている。「整形大国」もその一側面だろう。

そういう国民性だけに「ブランド志向」も根強い。「ランキング」や「国家ブランド」という指標への執着にも根強いものがある。毎年繰り返される「ノーベル賞期待騒動」も同根だろう。そんな性向が行き過ぎたのか、スイスの私的財団が選ぶ「世界7大自然景観」選定で韓国系組織の不正が疑われているという(サーチナ)

>昨年12月22日、韓国の済州島がスイスのニュー・セブン・ワンダーズ財団(New7Wonders)が選ぶ「世界7大自然景観」に最終確定した。済州島の選定について、韓国では正体不明の主管財団や選定過程に対する疑惑が続出している。複数の韓国メディアが26日、報じた
>韓国放送局KBSの「追跡60分」では25日、世界7大自然景観の選定とニュー・セブン・ワンダーズ財団について取り上げた。番組では、選定過程で重複投票が許されたことや、候補地の得票数が公開されていないことなどを挙げ、信頼性に関して疑問を呈した
>また済州島得票数の相当部分が公務員らの電話投票によるもので、昨年9月末時点で1億回以上がかけられており、その料金が210億ウォン(約14億7000万円)に達すると報告した資料を入手したと伝えた
>昨年9月発表の最終候補地28カ所に選ばれたインドネシアのコモド公園が、財団側から世界7大自然景観の発表式の開催費用として3500万ドル(約27億円)を求められたことがあると紹介し、済州島も莫大な費用を投じた可能性があると指摘した
>さらに番組の取材陣が、スイスのニュー・セブン・ワンダーズ財団の本部を訪れたところ、そこは財団創設者の母が運営する博物館だったという。財団について現地で聞くと知る人もいなく、ドイツにあるという事務所も存在しないことが明らかになった
済州環境運動連合など複数の市民団体からは「明らかに詐欺だ」との声が挙がっているという。済州道側が「正体不明」の機関が行うイベントに参加し、数百億ウォン分の電話料金を使ったことに対して、監査院の捜査が必要だと訴えている


韓国メディアは怪しげなスイスの団体を「詐欺」として批判している。まあインドネシアの例と合わせ見れば、当事国としてそう感じるのも無理は無い。またこの財団はユネスコなど国連機関とは何の関係もないようだし、結構怪しい感じもする。

しかしそもそも財団の素性をよく調査もせず役所が関与し、大きなカネが動いたとすればこれは「自業自得」ではないか。権威をカネで買おうと言うさもしい根性も見えてしまう。有名大学への裏口入学など、見栄から出た個人レベルの詐欺被害と同じようなものであろう。自分も不正に関与していたのだから、声高に叫べば叫ぶほど、恥を世界に発信しているようなものだ。しかも得票のかなりの部分が韓国公務員の電話投票によると言うのでは「恥の上塗り」というしかない。

こういう国にはなりたくないという一つの見本であり、韓国は日本に取り常によき反面教師である。
posted by 三四郎 at 16:35| 千葉 ☀| Comment(2) | TrackBack(1) | 異文化 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする