2017年04月09日

無責任DNA

民進党の「保守系重鎮」と言われる長島氏が離党するらしい。共産党との共闘に異論があるためだそうだ。沈みかかった船からネズミが逃げ出す感があるが、同党の都連幹部は「無責任な人ばかり」と嘆いているという(読売電子版)

民進党都連幹事長を務める長島昭久・元防衛副大臣(衆院比例東京、当選5回)が離党する意向を固めたことを受け、7月に東京都議選を控える同党の都議や都連関係者に動揺が広がった
>「うちの党はもう終わりだ」。党勢が衰える中、都議選に向けて都連をまとめていかなければならない重要ポストを務める長島氏の離党のニュースを聞き、都議の一人は言葉を失った
>都議選を巡っては、民進党の公認候補36人のうち7人が離党届を提出している。別の都議は「今は誰が離党するか疑心暗鬼の状態だ。国会議員が離党届を出すことで、都議の離党の動きが加速する恐れがある」と語った
>長島氏は、都議選の公認候補だった自身の元秘書が離党届を出したことの責任を取る形で都連幹事長を辞任する意向を示していたが、今回、自らも離党する意向を固めた。ある都連幹部は「無責任な人ばかりだ」とあきらめがちに語った


長島氏の離党も、「無責任」と批判する幹部も、俺から見れば「何をいまさら」である。

「森友」で安倍政権を突いても一向に支持率が変わらないばかりか逆に民進党の支持率が日に日に落ちている。重要法案が目白押しな上に北朝鮮情勢も緊迫化している中、何ら建設的な議論も提案もできていない。その上「貧すれば鈍す」というか、テロ政党の共産党と組むという。この党が「終わり」なのは誰の目にも明らかだ。

そもそも二重国籍問題で国民に何ら説得力ある説明をしていない人間が代表に収まっているのだ。「無責任政党」の実態を体現しているわけで、この党が今後国民の支持を回復できるとも、ましてや政権に復帰できるなど、少しでも考える力があれば思えるはずがない。

所詮は選挙互助会、その価値がなくなれば崩壊は早い。次は小池新党に合流でもするつもりか。まともな野党よ出でよ。
posted by 三四郎 at 15:48| 千葉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 政治・経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月08日

半島へのメッセージ

中国の習近平が訪米し、成果の乏しい米中首脳会談を行っていた最中に、トランプ大統領はシリアへのミサイル攻撃を敢行した。欧州各国はこれを支持し、安倍首相は理解を示した(日経電子版)

安倍晋三首相は7日午後、トランプ米大統領のシリア攻撃を受けて「化学兵器の拡散と使用は絶対に許さないとの米国政府の決意を支持する」と表明した。首相は「米国の行動は、これ以上の事態の深刻化を防ぐための措置と理解している」とも強調した。国家安全保障会議後、首相官邸で記者団に語った。米国支持をいち早く表明し、日米関係の強化につなげる狙いだ
>首相は「東アジアでも大量破壊兵器の脅威は深刻さを増している」と指摘した。米国の今回の軍事行動が、弾道ミサイル発射など挑発を繰り返す北朝鮮への強いけん制になるとの思惑がにじむ。「国際秩序の維持と、同盟国と世界の平和と安全に対するトランプ大統領の強いコミットメントを高く評価する」と述べた
中略
>トランプ氏は今回、シリアのアサド政権が化学兵器を使ったと断定した上で軍事行動に踏み切った。そのトランプ氏への支持を表明した首相が、軍事行動の根拠となる化学兵器の使用について確証を得ているかどうかも定かではない
>「力による平和が必要だ」。トランプ氏は6日朝の首相との電話協議で、北朝鮮の弾道ミサイル発射についてこう強調した。「強い米国」との連携は、日本にとっては周辺国との関係で重要な要素だ。ただ、まだ先が見通せないトランプ氏の行動に歩調を合わせることには、日本側も一定のリスクを覚悟しておく必要はある


今回の攻撃はいろいろな意味で象徴的なものだと思う。大統領としての支持率向上や親ロシア的とされるイメージの払拭など、「内向きメッセージ」と解釈する向きもある。

無論そのような効果も考慮してはいるだろうが、事は「武力行使」である。一歩間違えれば国際的な批判に晒されかねず、何より「米国中心主義」を掲げてきたトランプ氏にとっては大きな方針転換にも見える。アンチにとってはもちろん、支持層からの反発もあり得るリスキーな選択だ。内政対策の戦術として安易に切れるカードではない。

そんなトランプ政権が、国際秩序の安寧確保のためには「力」を使うことも辞さないことを示した意味は大きい。シリアやその支援国ロシアにとってはもちろんだが、東アジアの独裁テロ国家・北朝鮮とその支援国中国にとっては強烈なメッセージになったに相違なく、習近平にとっては正面から指を向けて警告されたに等しかろう。

安倍首相がトランプ氏の「決意を支持する」と表明したことは当然ながら、同時になかなか強かな言い回しである。「攻撃」そのものを支持するとは言っておらず、大量破壊兵器の使用と拡散を許さないという「決意」への指示である。誰も反対しようがない。

日経記事は「先が見通せないトランプ氏の行動に歩調を合わせることには、日本側も一定のリスクを覚悟しておく」べきと警告しているが、最大の同盟国の行動に歩調を合わせないことのリスクの方が遥かに大きかろう。しかも欧州各国は攻撃そのものを理解し支持しているのだ。

それにしても世界情勢が日に日に緊迫の度を増す中で、自ら風雲高まる朝鮮半島情勢の一方の当事者でもある韓国は、帰任した日本大使に対して面会拒否をしている。「日本のくせに大使召還という生意気な態度を取った」ということで幼稚な意趣返しをしているのだろうが、周りの見えない愚か者というしかない。

日本政府は世界情勢を鑑みて、「慰安婦像」撤去という韓国の責任ある行動が何ら見られないにも関わらず大使を帰任させた。それは差し迫った、より大きな脅威に備えるという責任を果たすためだ。日本はすべきことはしている。その道理を理解できない韓国という国は、やはりともに組むべき相手ではない。
posted by 三四郎 at 10:45| 千葉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 政治・経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月02日

傲慢の犠牲

栃木県那須町で発生した雪崩による死亡事故の記者会見を見て、俺はこれが人災であること、しかも「傲慢」という最も忌むべき性質の犠牲であることを確信している(@niftyニュース/時事電子版)

>栃木県那須町のスキー場付近で、春山登山講習会に参加した高校生ら8人が犠牲となった雪崩事故は、3日で発生から1週間を迎える。分厚い積雪の中、雪崩注意報を知りながら、引率教諭が「絶対安全」と判断して実施された訓練が、惨事を招いた。全容解明に向け、県警は捜査を始めた
>◇講習会だから…
>栃木県では、県立高校が部活動などで標高1500メートル以上の山に登る場合、登山計画審査会でルートや装備を事前チェックする決まりだった。審査では過去の雪崩発生地点なども助言される
>講習会でも標高1915メートルの茶臼岳に登る計画だったが、主催した県高校体育連盟は「登山ではなく講習会」と位置付け、1963年の開始以来審査が必要と考えていなかった
>登山ではないとの意識は、雪崩に埋まった時に位置情報を発信する「ビーコン」を携行しなかった理由にも表れた。講習会の責任者だった県高体連登山専門部の猪瀬修一委員長(50)は記者会見で、「雪崩の危険が高いきつい冬山登山には必須だが、講習会ではそういうところには行かない」と説明した
>◇「経験則」繰り返す
>事故が起きた3月27日、猪瀬氏は登山経験の長い教諭2人と協議し、午前6時に登山中止を決定。同7時半ごろ、麓から積雪の状況などを確かめた上で、雪をかき分けながら進むラッセル訓練の実施を決めた
>「絶対安全であると判断して訓練に入った」と主張した猪瀬氏。理由として、以前も同じ場所で訓練をしていた点を挙げ、たびたび「経験則」という単語を持ち出した
>◇通報まで50分
>雪崩は午前8時半ごろ発生し、麓に近かった教諭が旅館内の本部に駆け込み猪瀬氏に伝達。110番は発生から約50分後だった
>連絡用に無線機があったが、猪瀬氏は本部の撤収作業をしていて約10分間、無線機から離れていた。登山中の教諭らは携帯電話も持っていたが、つながらなかった可能性がある
>「長い間やっていると、なれ合いというか、不用意な危機管理ということがあると思う」。30日の県高体連臨時理事会後、橋本健一会長(60)は反省の言葉を口にした
>◇全容解明へ捜査
>県警捜査1課などは31日、県高体連登山専門部の事務局がある県立大田原高校を家宅捜索した。安全管理体制の適否や、雪崩発生が予見できたかが捜査の焦点となる。捜査幹部は「調べる点はいっぱいある。一つずつだ」と語り、全容解明への決意をにじませた


「登山」であろうと「講習会」であろうと関係はない。相手は冬の山である。自然である。

「経験則」は参考にはできても所詮は人間の記憶に過ぎない。ましてや「安全」に関わることである。「絶対」などということはあり得ない。このような言葉が出てくること自体、彼らの意識がいかに傲慢であるかを物語っている。

愚かな「傲慢」の犠牲になった前途ある8人の高校生の冥福を今は祈るばかりだ。
posted by 三四郎 at 17:54| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする