2017年10月21日

不安五輪

韓国・平昌で開催される冬季五輪まで4カ月余りと文字通り秒読み段階である。

この五輪、予てより施設建設を含めた韓国の運営能力や同地の気候条件に多くの懸念材料があり、正常な開催が危ぶまれている。

加えて隣国北朝鮮の核・ミサイル挑発がエスカレートし、米朝関係も一触即発の状況だ。そんな中で韓国政府は「安全」を強調しようと躍起になっているようだ(@niftyニュース/TBS)

北朝鮮情勢が緊迫するなか、韓国政府は平昌(ピョンチャン)オリンピックの参加国に対して、大会の安全性をアピールしました
>「韓国政府は完璧なオリンピックにするために、安全や運営を含む全ての面で最善の努力をしています」(韓国外務省 公報大使)
>韓国の外務省は、各国の外交官らを対象に来年2月の平昌オリンピックの説明会を開きました。大会をめぐっては、北朝鮮がミサイル発射などを繰り返していることから、ヨーロッパの一部から選手団の安全を懸念する声があがっています
>韓国外務省は、安全への懸念は誇張された報道にすぎないと指摘。来月には、国連総会で、「オリンピック開催期間の軍事行動を禁じる決議」も採択される予定で、これまでで最も安全な大会にすると訴えました
>韓国は北朝鮮のオリンピック参加に期待していますが、北朝鮮はまだ態度を明らかにしていません


施設建設は突貫工事(手抜き)でやっつけられるかもしれない。運営ノウハウ不足は外国(特に日本)にこっそり近づいて協力させる手もある。しかし気候はどうにもならない。

さらに北朝鮮である。韓国がいくらひとりで「安全」「完璧」を叫んだとて相手のあることだ。その相手は国際常識から逸脱した制御と予測が不能な似非国家であり、その意味でISに重なる部分もある。

しかも制裁を求める国連に対し反発を強めてもいる中で、「五輪開催期間中の軍事行動禁止決議」など守られる保証はない。

大規模な軍事行動だけが危険なのではない。工作員によるテロ活動や通信、交通、エネルギーなど社会インフラへのサイバー攻撃もあり得る。異母兄を平気で抹殺する人間が権力を握っているのだ。何をしでかすかわからない。それほどにあの国への信用度は落ちている。

客観的に考えれば、この時期に朝鮮半島で開催される五輪は極めてハイリスクである。韓国政府は「これまでで最も安全な大会にする」と訴えているが、この国は根拠もなく妙な自信を示すことが多々ある。「言うだけ」ならタダだが、そこに選手(=国民)を送り出す各国政府はよほど慎重にならねばならない。

日本に関して言えば、元々大会HPには日本列島が削除されていたのだ。意図的にやらねばなかなかできない「仕事」である。とりもなおさずこれは韓国が日本を歓迎していないことの証拠である。選手を派遣しても十分な対応がなされるとは思えない。不快な上に身の危険を感じさせることも出てくるのではないか。

選手には気の毒だが早々に不参加としたほうが後々のためだ。
posted by 三四郎 at 09:36| 千葉 ☔| Comment(2) | 政治・経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月15日

神鋼恐慌

政治的な分野を離れてみれば、最近では神鋼のデータ改竄問題が社会的な影響度からみて筆頭のニュースだろう。その範囲は自動車から公共交通、果ては原発など社会インフラにまで広がっているようだ(@niftyニュース/読売新聞)

神戸製鋼所によるアルミ・銅製品などの検査データ改ざん問題が発覚して15日で1週間となる
出荷先は約500社に上り、自動車など国内外の各種メーカーに影響が広がっている。自動車や航空機に乗る一般の顧客の疑念も募るばかりだ
>「規模が不透明で、車種もどこまで広がるか分からない。我々も不安だが、ドライバーはもっと不安だろう」。首都圏の車販売店関係者は14日、困惑した様子で話した
>出荷前の検査でデータを改ざんしていた不正を8日に公表してから、トヨタ自動車などの一部車両や東海道新幹線の車両などで問題の製品が使われていることが判明した。欧州航空機大手エアバスも製品を使用していないかどうか、調査に乗り出すなど、影響は拡大している


出荷記録と正しいデータが残っていればそれを公表すればいいだけの話だが、改竄は10年以上に渡って常態化していたとも言われているから、おそらくそんなものも残っていないのだろう。各製品メーカーやエンドユーザーは疑心暗鬼にならざるを得ない。

まずは何がどこまで改竄されたのか全容解明が急務ではあるが、この一週間の様子を見ていると裾野は広く時間もかかりそうだ。何より組織的な改竄であれば自浄作用も期待できない。早晩、行政・司法的な強制調査に頼らざるを得なくなるだろう。

素材は日本の産業技術力の源泉であり土台でもある。エアバスなど欧州航空大手までもが影響下にあることがそれを物語っており、畢竟日本の素材技術の優秀さと信頼性の証であった。それだけに日本ブランドに与える影響は大きい。

神鋼という企業の風土的なものか、あるいは東芝の不正経理にも通じる日本の大手企業に共通する何か根源的なものがあるのか、早急かつ徹底した検証が求められる。神鋼はもとより日本企業の経営陣は、この事件を世界が注目していると知るべきだ。
posted by 三四郎 at 08:32| 千葉 ☔| Comment(4) | 社会・教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月14日

党籍詐欺

希望の党が結党され、民進党議員の多くがここの推薦を得て衆院選に臨むというのは周知のとおりだが、思ったよりも希望の党への支持が伸びずにいるためか、「選挙後」に民進党出身者が再結集するという話が出ている模様だ(読売電子版)

>民進党参院議員の一部から、衆院選後に予定していた希望の党への合流を見送り、民進党に残ったまま再結集を目指す動きが出ている
>読売新聞社の衆院選序盤情勢調査などで希望の伸び悩みが顕著になったためだ。希望、立憲民主党、無所属、参院に分裂した民進前議員らが選挙後にどのような形で再編していくのか、注目が集まっている
>民進の小川敏夫参院議員会長は12日、国会内で記者団に、「民進には人も全国組織も資金もある。党を再構築し次を目指す形に持っていくべきだ」と述べ、党存続を図る意向を示した
>衆院解散に伴い、民進の前衆院議員は〈1〉希望〈2〉立憲民主〈3〉無所属での立候補――に分裂した。民進には47人の参院議員のほか、党籍を残したまま無所属で立候補した前原代表、野田佳彦前首相、岡田克也・元副総理らがいる状態だ(以下略)


もともと、民進党所属でありながら希望の党から立候補するというのは異形というより非常に分かりづらいのだが、サヨクたちが批判する「排除の論理」で一応「踏み絵」をクリアし、政治信条や政策が概ね一致すると自他ともに認めた上での立候補であったはずだ。

それが「支持率が伸びていないから選挙が終わったら元に戻る」では道理が立つまい。単なる「党名ロンダリング」でしかなかったということだ。やはり民進党出身者は政党を選挙互助会としか見ていないことがよくわかる。

何より質が悪いのは「選挙後に再結集」するということだ。それでは「希望の党」だから投票したという有権者の意向を蔑ろにすることになる。こうなるともはや「詐欺」の域に達している。

自らが生業とする「政治」に対する姿勢としてそれでいいのだろうか。思想信条以前に、人間として大切な「志操」が欠如しているように俺には見える。

そういう無節操な輩を炙り出したことにも今回の解散の意義があると思った。
posted by 三四郎 at 13:19| 千葉 ☔| Comment(2) | 政治・経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする